ASTD国際会議

ヒューマンバリューは、1992年からASTD国際会議へ視察ツアーを実施しています。本ホームページには、1998年からの参加報告レポートを掲載しています。

TH210 Y世代を雇用する:十代若年労働力のトレーニングと開発

エリック・チェスター、ジェネレーション・ホワイ社 CSP

概要

ベビーブーマーやX世代とは全く異なったY世代にはどういった特徴があるのか、そのY世代にはどのようにトレーニングを行っていけばよいのかを解説したセッション。

内容

プレゼンターは、2年間高校の教師を務め、その後、ティーンエイジャーと仕事をし始めた。数多くのティーンエイジャーと接していたので、誰よりもティーンエイジャーのことはよくわかっていると思っていた。現在のティーンエイジャーはこれまでの世代とはまったく異なるもので、これまでのやり方ではだめだということがわかった。
プレゼンターは現在42歳。最初に教師を始めた時には、80年に卒業した学生を教えていた。こうした世代はX世代と言われている。彼らとは心を通わせることができるようになった。
しかし今、まったく新しい世代が生まれつつある。
今までと同じことをやってれば同じ結果が得られる。それは違ってしまった。
ポストジェネレーションXという世代が来ている。

Y世代の呼び名

  • エコブーマー
  • ネクストジェネレーション
  • ネットジェネレーション
  • them damm kids

特徴

特徴は、なぜと質問すること。
なぜそうしなくてはいけないの、なぜ勉強するの、なぜそのように考えるの?
どうして、何で顧客を大事にするの・・・。
ジェネレーションwhyとも言える
5人うち4人はワーキングマザー、5人うち3人は白人ではない、2000万人はいる。
彼らにとっては、レーガンの時代を覚えていない。戦争は湾岸戦争、ブラックマンデーは大恐慌と同じ。この世代はOJシンプソン、ファーストレディとは関係ない。携帯電話がない時代を知らない。FAX、ラップ、パソコン、コカイン、子供の殺し合いがないことを知らない、エイズは当たり前と考えている。

価値観

私たちは意思決定をごまんとやっている。その中でも生活を変えるような重要な意思決定がある。価値観があって意思決定ができる。80〜90%の価値観は15歳までに植え付けられる。この世代の人も価値観は決まっている。
メディア、親、教会、学校等によって価値観が決まる。
Y世代は、まったく新しい価値観を植え付けられている

Y世代の特徴

なぜ待たなくてはいけないのか?(Why Wait?)

やりたいと思ったらすぐにできないとだめ
インスタントフード、ドライブスルー、成功もすぐに収めたい、すぐに喜びたい、電子レンジの前でも待つことができない、学校や親に対して何で待たなくてはならないのか

何で働かなくてはならないのか?(Why Work?)

何か近道があるはずだ。働くのは必要悪と考えている。そして、社会は働かなくてもよいようになるのではないか?と考えている。それにはカジノ、宝くじの考え方がある。簡単に報酬をもらえると考えている。 リーダーシップの原則:働いて収穫を待つという考え方があるが、ジェネレーションYは待つことができない、1日のうちに収穫ができないとだめ。

なんで追究しなくてはならないのか(Why Pursue?)

なぜ頑張らなくてはならないのかと考えている。自分が頑張ったら相手に貸しを作ると考える。なぜ抑制する必要があるのか、自分を表現するのが当たり前だから自分をコントロールするのは考えられない。 自分を抑制することができない。好きな表現をしたい。 昔も親との違いがあった。それは3つの違い:洋服が違う、髪の毛が違う、聴く音楽が違う。 今は入れ墨がある(一生消えない─昔はなかった)、ボディピアス、 自己表現をすることに重きを置いている。

なぜ大志を抱かなくてはならないのか(Why Aspire?)

より高いところにいくんだ。皆に尊敬されるような人になるんだという気持ちがない。 汚名を着ても何でもよい、何でも自分の好きなように表現しても良い、待つ・とどまるということがない、これをやっても大丈夫かなという考えが頭をよぎる

(Why Abide?)

彼らだって大丈夫なら自分だって大丈夫だ。
犯罪をやってもろくなことがないという考えがない。

(Why Hope?)

希望があるのかと考えてしまう、今日やったことが何になるんだ。明日なんか考えない。今日悪さをやってつかまらなければよい、明日は明日の風が吹く
(プレゼント・ビルという映画が参考になる)
今日報酬をもらっていても明日は少なくなってしまう、地球温暖化ですべてなくなってしまう。

※ジェネレーションwhyが今はたまたまティーンエイジャーで、ティーンエイジャーの話をしているのではない。
※ジェネレーションXは職場に入っている。

Y世代は時間とツールと才能を持っている

  • 忠誠心がある(fiercely loysl)自分が信じたものに対しての忠誠心が高い
  • 思考が速い
  • 簡単に適応する─変化が当たり前
  • 回復が早い
  • クリエイティブ

どこに集団が動いているか?

  • 採用しにくい
  • 教えにくい
  • 管理しにくい
  • 動機づけが難しい
  • 仕事が続かない(50セント時給が高い、駐車代が無料だとすぐに移ってしまう)

トレーナーはどうすればよいか?

  • 懐疑的:なるべくカンニングをしたい、シニカルな態度につながる、皆さんが真実だと思っていることが、真実だとは思っていない。
  • (Desensitized):3分〜5分親と話をすればよいほう。スクリーンがたくさんある。ビデオゲーム。感覚が鈍くなっている。刺激がたくさんある。
  • Respect A.A.A.:強い方が尊敬される。弱い人をねらう
  • Stimulus Junkies:刺激に慣れている
  • Muiti-taskersながら族:2つではなくいろいろなことをやっている。インターネットをしてテレビを見て、電話をしながら電話をしている
  • Crave Limeligth:
  • Expexsive Humor:誰かを犠牲にしたユーモア、高価につくユーモア
  • Blunt & Expressive:

Why2K:どうやって対応したらよいのか?

16歳から25歳がジェネレーションWhy

真実を話す

嘘を言われたりしている。土曜も日曜も仕事がある、トイレの掃除をするなど真実をいう
リクルートに問題がある:会社に適性をもっている人かどうかを見る、会社への忠誠心をみる。

Explain the Why?

自分に関わりがあると思うものを学ぶ。
理由をしっかり説明しないといけない。
どうしてという質問に対して説明をして、わかってもらわないといけない

Sink your posts deep

深いところで説明をする。
規制をしっかりとつくるなら、それが彼らの頭に刻み込まれるように深いところで説明をする。

Time in to their frequency

子供達の見ているテレビ、音楽を聴く。私たちは自分たちの知っていることでしか話をしない。彼らの言語を使う。質問をする、周波数を合わせる

Open the door and turn on the light

夢を失うというのは危ないこと。そこでよいニュースを聞かせるようにする。
良いニュースがあったらそれをシェアする。ドアを開け、電気をつけ、よいニースを分かち合う。
電気をつけるような考え方:何か説明をする

Be on the lookout for Rewarding opportunities

誰かがすばらしいカスタマーサービスを行ったらそれを誉めるような仕組みを入れる。
よい行いがあったらそれを継続してもらうように誉める、そうすれば同じ行動を何度もやってくれる。

zig.zig.zig.zig.zig.zig.zig.zag.zig.zig.zig.zig.zig.zig.

単に話しているだけではだめ、話だけが続く研修はだめ、パターンにはまったものはだめ。
黒板を使う。風船にいろいろな情報を書き込む、スーツに情報を書いた紙を貼っておく。鼻に触ったらテストに出る、
今までと違った戦略をとる情報は変わらない。プレゼンテ−ションの方法を変える。

Make them a STAR

スターになれるようにする。

Incorporate as a core value

楽しい、スターになれる。パーソナリティが表現できるようにする。

Be the example

例を示す。彼らは模範を求めている。

最後に

Y世代は、ロールモデル、回答、電気をつけてくれる人を求めている。そういったことができるのは私たち。彼らは、希望のもてる世代と言える。

所感

Y世代がどういった世代なのかその特徴をわかりやすく解説してくれた。しかし、トレーニングでの対応については、誉める、承認する、理由を説明しない、嘘をつかないなど、いわゆる一般的な手法が中心となっていた。また、派手なプレゼンテ−ションをする、誉めてその行動を繰り返してもらうなど一見短期的な措置と思えるようなものもあった。

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