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ヒューマンバリューは、1992年からASTD国際会議へ視察ツアーを実施しています。本ホームページには、1998年からの参加報告レポートを掲載しています。
S313 ファシリテーション的リーダーシップ:コミットメント、責務、情熱を創造する
ロジャー・シュワーツ
主要トラック:リーダーシップとマネージメント開発
ASTDによるセッション紹介文
あなたはコンプライアンス(順守)よりもむしろコミットメント(使命感)をどうやって創りだしますか?あなたはミーティングに出席している全員が関連している全ての情報を共有していることをどう確実にしますか。あなたが正式のリーダーであろうとなかろうと、あなたはそれら全てにどう対処しますか。「ファシリテーション的リーダーシップ」はリーダーやチーム・メンバーがこれらの課題やその他多くのことをうまく管理する助けとなる実際的で、パワフルで、バリュー・ベースのシステム的アプローチです。ファシリテーション的リーダーシップはグループや組織が高品質な意思決定をし、コミットメントを増加し、効果的な実施のための時間を短縮し、仕事関係を強化し、そして組織的ラーニングを発生させる手助けとなります。ファシリテーション的リーダーになるためのスキルのセットと思考態度を開発する方法を学んで下さい。高品質な意思決定や、コミットメント、アカンタビリティ、そして思いやりを創るために特定なテクニックを利用しましょう。
概要(参加者の人数など)
非常に込み合った会場であり、100人くらいは受講していたと考えられる。客席からは、かなり積極的な意見が出ていて、雰囲気は盛り上がっていた。
内容
講師のロジャー・シュワーツはFacilitative Leadershipの効果として以下の点を挙げた。
- 意思決定の質を高める
- コミットメントの向上
- 効率的な導入をするために時間を短縮する
- 仕事上の関係を改善する
- Organizational Learningを増加する
- 個人の満足度を高める
なぜ、Facilitative Leadershipなのか?
多くの場合、リーダーは知らないうちに、メンバーの依存度を高めてしまう傾向がある。多くの人は、Unilateral Control Modelというモデルでリーダーシップをとるが、Facilitative LeadershipではMutual Learning Modelが実現できる。
ポイント
講師のシュワーツ氏は、Facilitative Leadershipのスタイルの特徴として、透明性(Transparent)、仮説や推論の検証(Test Assumptions & Inference)をあげていた。
また、クイズを通じて、さまざまな意見があがった。その中で、Facilitative Leadershipのスタイルを実行するのは理想だが、実際にはお互いに疑心暗鬼だったり、リーダーの信頼が薄かったりすると、 Facilitativeなスタイルをとってもかえって逆効果の可能性があるというものもあった。これに対し、シュワーツ氏は「そのPassionがあり、こうすべきという意思を持って行うことが重要だ」と答えていた。
所見
この講演では、結局シュワーツ氏の落としどころが見える前に時間切れになってしまったが、かなりユニークな新しいFacilitationの考えを持っている可能性がある。
Facilitativeということで、細かいマネージメント手法に関して説明しているだけで終わるのではなく、その重要なエッセンスは透明性であり、仮説や推論の検証であり、情熱であるというような考え方の部分を主張していた。
その点で、Facilitatorのこれまでの、ただ単に「会話がスムーズに行くような場を作る」というような考えから一歩踏み込んで、「ネガティブな悪影響を抑える形で会話が進むような場を作る」という実践的なものへと考えを変えていたと考えられる。


