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ヒューマンバリューは、1992年からASTD国際会議へ視察ツアーを実施しています。本ホームページには、1998年からの参加報告レポートを掲載しています。
SU210 米国ホンダ社における持続的な問題解決成果のための混合ラーニング利用する
ゴッドフリー・パーキン、レオン・ロンザナ、ウェイン・ストットラー
主要トラック:Eラーニング
ASTDによるセッション紹介文
アメリカン・ホンダ・モーター社、ケプナートリゴー、自分のペースでできるEラーニングとオンライン・メンタリングのユニークなブレンドをインプリメントすると組まれたMindRise、および即時で永続する「クリティカルシンキング」技術を生む教室に基づいた授業がどのように直接それを転送するか知る、インパクト営業成績。それらがインストラクター、学習者および管理者の役割をどのようにトランスフォームしたか、プロセスで学習者に動機を与えて、それらが能力を実証し、かつ結果を生むのを支援する環境を生んだか、と聞いてください。この事例研究は、よく了解されている目的、積極的なスケジュール、柔軟な革新的なパートナーおよび変更するべき組織的なコミットメントの重要性を強調します。急速現像に関して学習する、インプリメント、また保持された、プレゼンターと視点のパネルに起因する、またオンライン・ツールの例について議論します。
概要(参加者の人数など)
ホンダのブレンデッドラーニングの実践例がテーマとなっており、特に企業でEラーニングを展開している人材開発系の担当者が、そのノウハウを得ようとして集まっているようだった。注目度も高く、150名程度の参加者が集まっており、質疑応答も活発に行われていた。
内容
ブレンデッドラーニングを導入しようとした背景
ホンダはケプナ・トリゴー社と協力して、25年もの間、KT法のコースを社内で展開してきた。その間、学習形態は集合教育のみだったが、そこにEラーニングを組み入れてより成果の高いものを開発するためにブレンデッドラーニングを導入することになった。プロジェクトは、ホンダ、ケプナ・トリゴー社に加えて、ITベンダーであるMindRise社が協力して進めた。
ブレンデッドラーニングを行う際、これまでの集合教育の中で、Eラーニング化できるところをEラーニング化し、コストを削減するといった安易な考えではなく、学習効果を最も高めるための組み合わせを考えることになった。
デザインの目的
ブレンデッドラーニングをデザインの目指すところは以下のようであった
- 集合教育の効果を高める
- セルフペースでできる学習要素
- 個人、そしてインストラクターによって評価される学習
- モジュール化したコンテンツ
- 継続的でインタラクティブなインストラクターのサポート
- ラーニング・コミュニティ
ラーニング・デザイン
上述の目的を達成するために、ブレンデッドラーニングのデザインが行われた
このデザインの中では、学習者は、学習の準備をオンラインで行った。具体的には、事前テスト、基本的なコンセプトの説明、そして、実際に現場で実践してみることなどが準備には含まれた。また、その後の2日間の集合教育では、事前準備を踏まえて、集合教育では、みなで集まらなければできないような内容を展開した。集合教育を終えると、現場で実際使ってみるフェーズに入るが、ここでもインストラクターがEメールなどで学習者をサポートした。
ブレンデッドラーニングにおける役割の変化
集合教育からブレンデッドラーニングに変えることで、学習者、インストラクター、そして現場のマネージャーの役割がそれぞれ変化した。学習者は、無理やり集合教育に連れてこられるというマインドセットから、より主体的に学習に参加することが求められる。またインストラクターは、2日間で知識を伝授するのではなく、継続的に学習者をサポートし続けるファシリテーターとしての役割が求められる。また、マネジャーも今部下が何を学んでいて、どういうところを課題と思っているのかを認識し、適切な形でパフォーマンスのサポートをしていくことが求められる。
このあたりの役割意識をどう変えていくかが難しいところである。
所見
Eラーニングを行うことそのものを目的とせず、あくまで主体的に学習者が学習できるようにする環境を作るための1ツールとしてEラーニングを活用しているところが参考になった。Eラーニングで行うべきもの、そして集合教育で行うべきものの棲み分けがうまくできていたように感じた。今年のコンファレンスでは、Eラーニングをいかに面白くするかというテーマのセッションも多いが、ホンダの例はそれらのアプローチとは根本的に異なり、Eを使って、学習者をより効果的にサポートできる仕組みを整えていくことが必要であるというメッセージが受け取れた。今後ブレンデッドラーニングの形態は、ますます今回のホンダのようなアプローチが増えてくるものと考えられる。


