ASTD国際会議

ヒューマンバリューは、1992年からASTD国際会議へ視察ツアーを実施しています。本ホームページには、1998年からの参加報告レポートを掲載しています。

TU218 偉大なリーダーたちが何を考え何をするのか:効果的リーダーシップの秘密

ケネス・ブランチャード(ザ・ケン・ブランチャード・カンパニーズ:チーフ・スピリチュアル・オフィサー)

主要トラック:リーダーシップとマネージメント開発

ASTDによるセッション紹介文

35年間リーダーシップを研究した後、Ken Blanchardは彼が有効なリーダーシップの秘訣を知っていると考えます。 彼がこの地球上の65年目を祝うとともに、彼の最新の思考を聞くこの機会を逃さないでください。

概要(参加者の人数など)

500人ほど集まっており、ほぼ満席だった。最後はスタンディングオベーションで終わり、ブランチャードの話や彼の人柄が観客をひきつけていた。


内容

リーダーシップについて

偉大なリーダーはセルフリーダーである

偉大なリーダー(Great Leader)とはステイタス、影響力、ヒエラルキー、セキュリティの要素をもっているセルフリーダーのことであり、シークレットリーダーでもある。
アイスバーグは水面下で起きていて、重要なのはキャラクターである。

リーダーシップに必要な要素

1)Visual Direction(ビジュアルディレクション)
リーダーに対する質問としての「あなたはどこに行きますか?」「あなたは彼らにどこに行ってほしいですか?」にクリアな回答をもっていて、Mission Statement(ミッション)を理解していること。また、ミッション・ステイトメントを持っていることは可能性を持っているということである。

2)Purpose(目的)
ライフはバリューの選択であり、「何があなたを動かしているのか?」、「バリューは何か」という問いかけをしていた。これらの要素が実際に態度に反映するからだ。

Right People(正しい人)を選ぶ

採用するときは、カジュアルにではなく、多くの時間を費やすべきである。キャラクターをスキルよりも重視することが重要である。スキルは後から教えることができるが、キャラクターはすべての人に影響を及ぼすからだ。また、たった1つの個人が存在している理由によって、個人が顧客にServe(サービス)することができる。そのためには人とEngage(エンゲージ)するべきである。

セルフ・リーダーシップ

セルフ・リーダーシップは4段階の手順がある。
1)自分自身について何かをみつける。
2)他の人についてもマネージングする。
3)Team Development(チーム・ディベロップメント)をする。
4)リーダーシップをオーガナイズする。

SERVE

ブランチャードは、”Great Leaders SERVE” として、SERVEの各大文字から始まるS, E, R, V, Eにはそれぞれ以下のような意味があると説明していた。

See the Future(未来をみる)
Engage and Develop Others(他者とエンゲージし、ディベロップする)
Reinvent Continuously(継続的に再構築する)
Value Results and Relationship(結果と関係にバリューを置く)
Embody the Value(バリューを内包する)

説明とそれぞれに対してブランチャードがハンドアウトとして配布した質問は以下の通り。ハンドアウトの素材はケンブランチャードとマークミラーの本、『The Secret』より。(Berrett-Koehler Publishers出版、サンフランシスコ、2004年)

See the Future

  • あなたのチームの目的はなんですか?
  • 5年後にあなたのチームはどこにいてほしいですか?
  • チームのうちの何人が、チームは何を達成しようとしているのかをあなたに言えますか?
  • どんなバリューにあなたのチームの行動を動かしてほしいですか?
  • あなたはチームの未来のビジョンをどのようにコミュニュケートできますか?

Engage and Develop Others

  • 才能のある人を採用するためにお金をいくら費やしていますか?
  • 採用するときにどんなポイントであなたの探しているキャラクターを持つ人を探していますか?
  • どのくらいあなたのチームの各メンバーとエンゲージしていますか?
  • 10個の特定の事柄効果的にチームの仕事やオーガニゼーションで個々とエンゲージすることができますか?
  • Head Down Implementationがあったとき、どのような提案をしましたか?
  • どのようにして人々をデベロップメントのためにエンカレッジしていますか?

Reinvent Continuously

システムとプロセスを変えなければならない。また、マネジャーの定義とは、自分のアパートについて顧客と一緒にReorganise(再構築する)ようなものである。そのときに急いではいけない。

  • あなたのメンターはだれですか?
  • 何を(成長するために)読んだり、テープで聞いたりしていますか?
  • 何のシステムまたはプロセスの中で、あなたの責任において、パフォーマンスをあげるために変わることが必要ですか?
  • あなたのリーダーシップの範囲は、どのようにパフォーマンスをあげるために作られる(Structured)と思いますか?

Value Results and Relationship

リーダーシップスキルとして、人を罰したり、ネガティブなリアクションをしたりしてはいけない。それよりも、「よくやったね」とほめることが大切である。

  • どのくらいあなたは結果を強調していますか?
  • 何人のあなたの管轄の人が、彼らの人生の中で著しい投資(Investment)があなたからあったと言うでしょうか?
  • ここ30日の間、よくできた仕事に対してどのように感謝を示しましたか?

Embody the Values

だれも後ろに置いていってはいけない。また、人をディベロップさせようとしてはいけない。

  • どのようにあなたがオーガナイズするバリューを、あなたのチームのオペレートに統合することができますか?
  • あなたの核の部分の価値(Your Core value)を、これから30日の間に、どのようにしてコミュニュケートすることができますか?
  • どのようにして、それらのバリューに関わっている人たちを認識(Recognise)し、Reward(称賛)することができますか?

所見

スキルではなく、個人のキャラクターを重視し、チームのだれかを置いていくことなく、それを統制する力がリーダーシップに求められ、そこにはチームに対する感謝や称賛など、人を尊重するということに結びつく発言が多かった。また、シンプルなハンドアウトと、ブランチャードの観客とのコミュニュケーションは圧巻だった。チームにいる人たち全員が、彼らのキャラクターに基づいた強みを生かして、チームや組織として成功していこうとする考え方は、これからより強くなるのではないかと感じられた。

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