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ヒューマンバリューは、1992年からASTD国際会議へ視察ツアーを実施しています。本ホームページには、1998年からの参加報告レポートを掲載しています。
異文化に精通し、国境を越えて成功するリーダーの育成
パオロ・ナガリ(CEO&創立者、インタークルトュアルグループ)
主要トラック:人々の開発
ASTDによるセッション紹介文
21世紀のグローバル・エコノミーでは、あなたの組織のような多国籍組織は、境界と文化を乗り越えて、オペレーションのチャレンジと向かい合って、邁進するリーダーを開発するために努力しています。成功裡に国際的な任務を実行し、そして外国で多国籍のワークフォースを管理し、そして家で、あるいは多国籍のチームと協力する、知識の特別なセット、およびスキルが必要とされています。
このインタラクティブなケーススタディ・セッションでは、なぜ異文化に関する知識が文化の違いの中で貴社の人材が成功するために、絶対に必要なトレーニングを提供するためのモデルとなるかについて説明します。貴社の人材が、意思決定過程において文化に合わせた考え方および見解が持てるよう指導する方法、そして文化の違いを障害ではなく、チャンスであると考えるよう指導する方法を学びます。
概要(参加者の人数など)
250名ほど入る部屋には80名ほどの人が参加。ポルトガル、オランダ、ドイツ、中国、日本……など様々な国からの参加者がいた。参加者の80%は海外でファシリテーターや、プレゼンテーションをしている様子だった。
内容
本社のハイパフォーマーが、海外支社を設立するときに、必ずしも成果を挙げられるわけではない。海外で成果を挙げるためには、異文化についての知識(Intercultural Intelligence)を身に着けていることが必要である。
Intercultural Intelligenceを獲得する為の原則
- 他の人の認識を通して物を見る
例えば、もし、Footballが好きだと言ったら何をイメージするか、アメリカではアメリカンフットボール、EUではサッカー、オーストラリアではオーストラリアンフットボールかもしれない。 - いつもローカルな立場から大切にしている価値を大切にする
例えば、ケニアに派遣されたマネジャーが、仕事の納期に間に合わないので、部下たちに残業を依頼した。マネジャーも残って仕事をし始めたところ、その時から部下とのコミュニケーションが悪くなった。ケニアでは、たとえ納期が遅れたとしても、上司がラインの仕事をすると、自分たちがリスペクトされていないと感じることが原因だった。 - 積極的に文化の多様性を受け入れることが必要
例えば、888は中国ではラッキーナンバー、13はイギリスではアンラッキーナンバー、イタリアではラッキーナンバーかもしれない。4は日本ではアンラッキーナンバー、それは、死と音が似ているから。そのような意味になったのには、背景があり、その背景を理解することが大切である。
4Rs Model
- Realize:1つのマインドセットだけが可能性のある観点ではないことに気付く
- Recognize:文化間には似ているコモングラウンドがあることを認識する
- Respect:違いを尊重し、彼らの真価を認める(appreciate)ことを学ぶ
- Reconcile:文化の要因を意思決定のプロセスに入れることによって、違いを調和する
所見
内容としてはごく一般的なことかもしれないが、まとまっていて分かりやすい。
講師はGoogleやGeorgetown Universityや、Eni(イタリアの半国有石油会社)などといった大手企業をクライアントにしており、彼らが21世紀のグローバル世界で直面している課題の解決に取り組んでおり、例題も具体的で、興味深いものだった。
例題を使い、こまめに小グループでのダイアログを挟みながら、会場その場においても異文化についての知識(Intercultural Intelligence)を身に着ける必要があることを教えていたように思う。


