誘導型コーチングと認知型コーチング
コーチングは2つの考え方に大別できるといえる。それが誘導型コーチングと認知型コーチング。誘導型コーチングでは、コーチングを受ける対象者の行動が、コーチがもっているモデルに合っているかどうかのフィードバックが行われ、徐々にコーチがもっているモデルへと対象者を誘導していくことになる。誘導型コーチングでは、対象者に対するコーチのオーソリティ(権威性)が高まり、コーチの経験、レベルが高いと短期間に成果を生むことができる。しかし、対象者が自分自身で改善していくプロセスはそれほど強化されない場合がある。認知型コーチングでは、対象者が認知をして気づくことができるようになれば、自然と行動が変わってくると考える。認知型コーチングでは、ビジネススキルやスポーツの技術、楽器の演奏など対象者がコーチングを受ける領域に関する直接的な質問をほとんどせず、対象者が自分の認知の仕方に気づくような質問をコーチが行うことを重要視している。したがって、対象者の専門領域に関する知識やスキルをコーチがもっておく必要はない。また、対象者はコーチングを受けている領域に関して何か気づきや体験をするだけでなく、認知のプロセスそのものについて学習を行うことになるため、他の領域まで成果が転移しやすくなる。
(2000/9/20)


