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EPSS(エレクトロニック・パフォーマンス・サポートシステム)

HVDリポートVol1. No.7より

ITはさまざまな形で私たちのビジネスをサポートしてくれます。その代表的な概念がEPSSと呼ばれるものです。
EPSS(Electronic Performance Support System)という概念は、エレクトロニクス技術によってパフォーマンスが向上するように支援しようというものです。

EPSSがどのようなものかについては、いろいろな考えがあるようです。ここでは、インタラクティブ学習やパフォーマンス・サポート・システムの分野を専門にしているコンサルタントで、アメリカン・エクスプレスやヒューレットパッカード、AT&Tをサポートしているグロリア・ゲーリーの定義を紹介します。グロリア・ゲーリーは、自らの著作『Electronic Performance Support System』の中でEPSSを「他者による最小限のサポートと介入で、ジョブパフォーマンスが生まれることを可能にするモニタリングシステム、情報、ソフトウェア、ガイダンス、アドバイス、支援、データ、画像、ツール、評価のすべての内容に働く人々が簡単にアクセスでき、それらを個々人が手元で見ることができ、直ちに必要な内容を入手できるしくみをもった、使いやすく統合された電子的環境」と定義しています。

パフォーマンス・サポートには、大きく2つの側面があるといえます。1つはデータベースとしての知識提供です。もう1つは仕事をしやすくするためのツールの提供です。

データベースについては、CD−ROMの活用が一般的になっています。CD−ROMは蓄積できる情報量が膨大で、それを瞬時に活用することができます。また、グラフィックや動画まで取り込むことができますので、紙のマニュアルとは比較にならないほどの効果性を発揮します。
しかし、ここで重要なことは、新しい情報をどのようにして更新していくかということです。また、コストをかけずに作る方法を模索することと、本当に現場で役に立つようにコンテンツを構成することが大切です。さらに、お金をかけずにソフトを作る方法を模索するだけではなく、アウトソーシングを考えていくことも必要です。こういったソフトを内部制作できるだけの人材を抱えることが難しい場合は、アウトソーシングしたほうが安く良いものが作ることができると思われます。

また、最初からコンピュータのハードディスクの中に制作したソフトを入れ込んでしまう企業も多いようですが、こういった場合、後からの変更に融通が利かなくなります。しかし、ノウハウが外部に流出しないといった利点があることも確かです。
(1998/8/7)


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