企業のネットワークの状況
企業のネットワークの状況については、郵政省が平成5年度から調査を続けています。平成9年10月に実施し、98年の3月に郵政省が発表した「平成9年度通信利用動向調査」の結果(http://www.mpt.go.jp/pressrelease/japanese/new/980331j903.html)によると、企業のネットワークの状況について次のような特色が挙げられています。
- LANの構築率は75%、イントラネットの構築も急速に進む
- 全社的なLANの整備は、初めてLAN構築企業の5割を超え(47.0%から50.8%)、企業のネットワークはWAN(Wide Area Network=広域ネットワーク)へ拡大
- LANなどの利用上の問題点は「人材不足57.2%」と「セキュリティ対策52.8%」に集中
- データセキュリティへの対応はやや改善されたものの、ウィルス対策についてはまだ不充分であり、ウイルス対策をしている企業は57.8%
- ネットワークの拡大とともに企業のネットワーク関係経費は43.8%増大
注:( から )は前年との比較。
| 調査年 | 平成8年 | 平成9年 |
|---|---|---|
| LAN構築率 | 66.6% | 75.2% |
| イントラネット構築率 | 171.0百万円 | 245.9百万円 |
| 調査種類 | 企業ネットワークの状況 |
|---|---|
| 調査客体 | 企業 |
| 調査範囲 | 全国 |
| 調査対象 | 従業員300人以上の企業 (日本標準産業分類の農業、林業、漁業、および鉱業を除く。) |
| 有効回答数 | 1,989企業(82.9%) |
| 調査期間 | 平成9年10月 |
同じ郵政省の調査によると、企業のイントラネットの構築率は、前年から15ポイント増加して21.4%となり、2,000人以上の企業では約5割となっています。LANの構築率は、大規模企業ほど高く、1,000人以上の企業では9割を超えています。
出典:郵政省「平成9年度通信利用動向調査」
また、イントラネット構築企業の13.2%が、他の企業のネットワークとも接続した形態であるエクストラネットを利用しているなど、企業ネットワークの広がりが見られます。

出典:郵政省「平成9年度通信利用動向調査」
このように、ネットワークを活用する企業が年々増加しています。ネットワークをうまく使うことで、より質が高い最新の知識や技術を多くの人々の間で共有でき、時間も有効に活用できるようになります。ネットワークを利用することで、働く人々がもつ自己の力を最大限に発揮したいという希望を助けることができる時代が来るかもしれません。
(1998/8/7)
