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学習型組織または学習する組織ともいわれ、ナレッジや学習性を組織のコアコンピタンスと考える企業や非営利団体のマネジメント、組織論、チーム運営、ビジョン・戦略構築、人材開発を包括する基盤となる考え方です。
今日注目されている90年以降に生み出されたマネジメント手法の多くは、概ねこのラーニング・オーガニゼーションの考え方を踏まえてつくられています。自律型組織、サーバントリーダーシップ、エンパワーメント、コーチング、ナレッジマネジメント、コミュニティ・オブ・プラクティス、バランススコアカードといったものは、このラーニング・オーガニゼーションの基本的概念を理解せずに導入しても効果は出てきません。
ラーニング・オーガニゼーションの概念は、MIT(マサチューセッツ工科大学)のピーター・センゲ教授が1990年に"THE FIFTH DISCIPLINE"(邦題『最強組織の法則』:徳間書店刊1995年)を出版したことによって世界に広まっていきました。
その後、ラーニング・オーガニゼーションの研究は、MIT、ハーバード大学等の米国の優良大学と、世界のトップ企業十数社との共同研究を基盤として進められるようになり、実証研究として1994年に" THE FIFTH DISCIPLINE Fieldbook"が出版されました。1997年にMITに組織学習協会(SoL=Society for Organizational Learning)が設立され、MIT、ハーバード大学、イェール大学をはじめとする40を超える大学とIBM、フォード、インテル、フェデラルエキスプレス等の数十の企業、および多くのコンサルタント会社が中心となって協力態勢を組み、民間からの会員制自由参加方式も採用して、さまざまな活動が行われています。
1999年には、活動の1つの成果物として変革のプロセスと阻害要因、その対策を明らかにした"The Dance of Change"が出版されるなど、ラーニング・オーガニゼーションは欧米で大きな注目を集め、それに関する研究と実践が、現在も世界規模で進められています。


