3日目開催レポート:「1人ひとりの想いや意志から始まる変革」
【3日目】セッション1
タイトル |
リーダーシップジャーニー
~自らの変容をドライバーに、協働者を拡げ、イノベーションを創発していくリフレクション・イン・アクションラーニング~ |
内容
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リーダーシップのあり方は、ここ数年で大きく変化しています。仲間たちと共に変化に挑戦し、未来を創り上げていくことが重要となってきています。
1人ひとりの熱意と創造性、主体性を解放し、イノベーションを創発していった1,000名を超える組織における大規模リフレクション・イン・アクションラーニングの実例をもとに、今後の組織変革におけるリーダーシップのあり方を一緒に探究します。 |
発表者 |
兼清俊光 |
報告レポート |
■サマリー
兼清が取り組んできたアクションラーニングである「リーダシップ・ジャーニー」を通して、ここ数年に大きく変化しているリーダーシップのあり方やイノベーションを生み出すリフレクション・イン・アクションラーニングを紹介。実例をもとに今後の組織変革におけるリーダーシップのあり方を探究した。
■発表のポイント
リーダーシップ・ジャーニー内で紹介している概念やポイントを簡単に解説。
リーダーシップを育成する際にどのようなプロセスが必要となるかを、アクションラーニングの歴史を振り返りながら紹介。
リーダーシップ・ジャーニーの中で、参加者一人ひとりがどのように学びを深めて、変化していくかをストーリーを交えながら説明。
現在取り組んでいる大規模なアクションラーニングである「リフレクション・イン・アクションラーニング」を紹介。
■ダイアログ
発表後のダイアログでは、「動機づけする場づくり」に関しての質問が出た。「動機づけさせる」というのは、それ自体が相手を受け身にさせてしまうので、どのような動機であっても、それが進化していくプロセスをサポートするのが大事ではないかということが話された。
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参加者の感想 |
■セッションの中で紹介されていたリーダーシップについての考え方が、自身にとって参考になった。兼清氏の言う「どんな小さな取り組みも、それを育てれば良い」という内容は、誰かを支援するときも、自分の取り組みでも忘れずに大切にしていきたい。
■兼清氏のご講演では、「ズレを適応化していくのがリーダーシップ」「"現場"を持っている人でないと、イノベーションは起こせない。」 「人間は必ず気づくものだ。それをサポートするだけ。」 という言葉から、新しい視点をいただいた。
■リフレクション(内省)の大切さを実感した。メンバーのアクションだけではなく、振り返ってそこから何かを得てまた歩き出せるような場や時間を支援したいと心から思った。 |
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【3日目】セッション2
タイトル |
心と仕事にベルトをかける
~ベルトモデルについての考察~ |
内容
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欲求や動機があってもそれが動き出さない状態、言い換えると「当事者意識がなく、主体的に仕事に取り組んでいない状態」は、心と仕事が分断されていて、「ベルトが掛かっていない状態」であることがわかってきました。
では、普通の人が当事者意識も持つようになるにはどうしたら良いのでしょうか。「心と仕事にベルトを掛ける」スターターには、きっかけと想いが必要です。
心と仕事にベルトが掛かると、日常の業務やいま目の前にある仕事の改善や関係性の向上を積極的に図るようになり、何かしらの変化が起きてきます。
さらに「変化」というフィードバックがあるため、想いに確信が入り、使命感にまで成長していきます。その想いを、人がもともと持ち合わせている欲求や動機と区別して、「セカンドセルフ」といいます。
セカンドセルフが育っていくと、やがてそれが第2の人格となり、セカンドセルフが周囲の人びとの心にベルトを掛け始めます。そこからチームや職場の変革が始まっていくのです。
本セッションでは、「欲求や動機の4つの傾向」、「ベルトモデルとは」、「想いを育てるには」、「よりよいフィードバックを得るために」、「周囲を動かすポイント」についてお話しをさせていただきます。
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発表者 |
高間邦男 |
報告レポート |
■サマリー
多くの組織では、社員の皆さんが当事者意識がなく主体的に取り組めなくなっている。一方で、普通の人が当事者意識をもって(心と仕事にベルトがかかった状態)組織に変化をもたらすようになることも起きている。この背景には何があるかの探究を紹介した。
■発表のポイント
経営層や一部の企画力が高い人達ではなく、想いをもった普通の人が組織や社会に変化を起こすようになってきた。このような人は心と仕事にベルトがかかった状態として捉え、このベルトモデルについての考察を紹介した。
個人の動機や欲求を4つのタイプに分類し、すべての人がその動機や欲求を実際に動かして仕事とのベルトがかかるようになるには、きっかけとして、「想い」とそこから生まれる「セカンドセルフ」が必要になってくることを解説。
セカンドセルフの素になる考えなどを紹介し、個人個人がセカンドセルフをもち、心と仕事をつないでセカンドセルフ大きくしていきながら日々を生きていくにはどうしたらよいのかを考察した。また、そこから他人の心にいかにベルトをかけるかの重要性を説明した。
最後に、これからは企業にとって「想い資本」が重要になってくること、想いを持って変革を進めていくことに関して、高間が気づいたことを発表した。
■ダイアログ
発表後のダイアログでは、「想いがあれば誰でもリーダーになれるという希望が持てて良かった」「その場合のリーダーは、誰でも自分の周りを明るく元気にできるという意味でのリーダー」といったようなことが話された。
セカンドセルフはどのようにして生まれるかについて、「どんな小さなことからでもまずやってみることが大事」「深く考えないでも、ふっとした偶然から生まれてくることもあるのでは」といった対話も行われた。
「セカンドセルフを皆がもてるようにするにはどうしたらよいか」といったことに関しても話し合われた。
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参加者の感想 |
■高間氏ご自身の人間的な魅力を感じつつ、「相手の心にうまくベルトをかけきれていない自分自身」に気づかされ、これからやっていくことが明確になった。自分ができる小さな一歩を踏み出したいと思う。
■セカンドセルフの考え方、特に他の人とのベルトのかけ方は、丁度、私の担当部署の方針に、いままで目立たなかった「隠れた人材の支援」を掲げており、そのスタートにあたって、大いに参考ならびに勇気づけられた。ただ、現在でも自分のなかで解決できないでいるのが、企業において「個人の想いの実現」と「会社の方針の実現」この 2 つの間にベルトはどのようにかければいいのか、悩んでいる。
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【3日目】セッション3
タイトル |
Living Vision
~一歩を積み重ね、未来を切り開く人の行動パターンの探究~ |
内容
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ヒューマンバリューでは、主体性を開放し、創発を不確実な状況や困難な状況でも、すべてのことを機会と捉えて、未来に活かすことができる人がいます。また、現在取り組んでいる仕事に意味を見出し、自分ができることに意識を集中していくことで自分の想いを育て、自分が望むことを実現していく人もいます。
ヒューマンバリューでは、このように想いに基づいて日常の仕事に取り組み、自ら未来を切り開いていく働き方や生き方を Living Vision (ベルトがかかっている状態で生きる)と呼んでいます。
現在、 Living Vision を実践し、育むための認知や行動のパターンがどのようなものなのかを明らかにするサーベイの開発を行っています。本セッションではテスト解析したサーベイの結果を見ながら、一緒に Living Vision の探究をしていきたいと思います。
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発表者 |
堀田恵美 |
報告レポート |
■サマリー
堀田と阿諏訪とメンバーが共に開発している Living Vision サーベイのテスト解析結果についての情報共有とダイアログ。
■発表のポイント
想いに基づいて日常の仕事に取り組み、自ら未来を切り開いていく働き方や生き方を自分の「想いと仕事にベルトがかかっている状態」と表現し、これを Living Vision と仮に定めた経緯が紹介された。 さらに、 Living Vision サーベイは、自らの現状を振り返り、こうした働き方・生き方に近づけるための材料、ツールとして開発をしているというサーベイの目的が紹介された。
Living Vision サーベイのテスト解析結果から読み取れるモデルとして、 「想いと仕事にベルトがかかっている状態」における想いのタイプにどのようなものがあるのか、その想いを仕事とつなげるための行動の特性が紹介された。
さらに、そうしたモデルの意味づけや読み取れる内容、今後の解析方針等についての意見交換が行われた。
■ダイアログ
「どんなタイプの人々を対象にしてサーベイを実施するかによって出る値が異なるのではないか」などといったテストサーベイの実施範囲について意見が交わされた。
また、「様々な解析手法を用いて多角的に分析していった方が良いのでは」という意見については「今後さらに他の手法も使って解析を進めていく予定」という答えも出され、これからさらにテストサーベイを重ねて開発を進めるという予定が共有された。
「(サーベイの結果を)どんなふうにイメージして行動していったらよいのか?」という質問をきっかけに「現状の自分を見つめたり、今後はどうしていきたいかというのを考えるきっかけにはなるかもしれない」「フレームが整理できたら、自分が仕事でイキイキと元気で働くのに何が大事で・・・というのがわかるとよいかもしれない」、「よりよく生きるために振り返るためのサポートツールになったらよいな」いう感想が語られた。
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参加者の感想 |
■ "Living Vision" の際の個人の動機がどんなところにあるのか、といった分析結果がとても興味深かった。なによりも、2日という短い時間で、これだけの分析結果のまとめをお二人でされたことに脱帽した。
■従来あるサーベイはスキル的な能力を測るものであったが、このサーベイでは、どうありたいか、それに向けてどういう努力をしているかといった、まだ数字には表わしきれない個人の力を測定しているように感じた。完成が楽しみだ。
■ "Living Vision" というコンセプトと自分を照らし合わせると、自分はできているのかと思って、最初少し不安を感じた。しかし、サーベイ結果を活用することで、一人ひとりがその人らしく歩んでいくきっかけになれるのかもしれないと感じた。
■第三次のテストサーベイを受けてみたい。 |
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【3日目】ワールド・カフェによるダイアログセッション
タイトル |
ワールド・カフェによるダイアログセッション |
報告レポート |
■サマリー
「今日私たちが学んだこと、大事にしていきたいことは?」という問いをもとに、24日の情報共有とダイアログを統合し、想いを醸成する話し合いを「ワールド・カフェ」形式で実施。
■ ポイント
4つのテーブルで話し合いが行われる中で、自身のあり方を振り返って内省する様子が見られた。また、「想いという言葉は重い」「想いが大切ということはあるが、ヒエラルキーの強い組織ではどうすればいいのか?」といった問いが生まれていた。
また、「変革は自分次第」「人のあり方を変えることはできない、まずは自分が変わることが必要」という意見から、自分のできることやしたいことから「小さく始める」、そして「感謝する」ことを忘れないことが大切だという言葉が語られていた。
全体共有では、「みんな想いをもっている」少し共有しただけでも、想いが一緒であるということがわかったり、想いを語ることで『安心感』が生まれる。その「想いを自由に話し合い、文脈をそろえていくことが大切なのではないか」という気付きが共有された。
■チェックアウト
チェックアウトでは、「もやもやしたが、明確にして伝えないといけないと思ったんですけど、もやもやしたままでいいからどんどん話しちゃおうと思えた」「一人ひとりの想いが、組織を変えていく 」「自分から行動することで、他の人の想いともつながってくると感じた」「変革にゴールはなく、変革のプロセスに価値がある」という感想が語られた。
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