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- 効果的な運用を図るポイント
どんな組織にも適合する最適解といった人事制度はありません。組織の特性や状況に合わせて進化し続けるものです。機械的で精緻な制度よりも、理念や哲学が明確で管理者が運用しやすい制度が組織の活力を高めます
効果的な運用を図るポイント
1.全体システムとの整合性を図る
会社の目指すビジョンや戦略、それに続くマネジメントプロセス、さらに大切にしているバリュー、組織文化等と人事制度及びその運用との整合性を図ることが重要です。

2.ナレッジを環流させる
会社独自の人事制度を導入しても、現場の運用に目を向けると、その方法は様々なものがあります。
複線型の制度を取り入れるなど、できるだけ現場に合わせた制度を構築したとしても、1つの制度だけで、あらゆる状況に対応することは難しいものです。
現場では、状況の変化に合わせて様々な運用の工夫が行われています。
そうした工夫を吸い上げて、再度現場に提供することでナレッジを環流させ、更なる現場での工夫を生み出すことができれば、生態系として環境変化に合わせた効果的な人事制度システムが組織の中で回り始めることになります。

3.ポジティブアプローチによる運用
ギャップアプローチとは、あるべき基準を設定し、基準と現状とのギャップを問題と定義し、その解消を図っていこうとするものです。
一方でポジティブアプローチとは、ありたい状態を自ら描き、その実現に向けて取り組んでいきます。
人事評価制度というものは、期待し要求するレベルを設定してメンバーの業績を評価したり、他者との比較で評価しがちなことから、どうしてもギャップアプローチになりがちです。
しかし、それが過ぎるとどうしてもメンバーは受身となってしまう傾向があります。
そこで、人事制度の運用においては、評価者たちがポジティブアプローチの姿勢を持って対応を行わないと、組織の活力やメンバーのモチベーションの維持、能力の成長を図ることが難しくなります。



