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「アジャイル組織開発(アジャイルODx)」に関する11テーマの探究 ​

私達は、人々が共創して自己組織化しながら実験と学習を繰り返していく「アジャイル組織開発」に関する問いを立て、探究と発信を行っています。
その背景をご紹介します。

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組織に自律分散型組織の強さを取り込む

多くの企業がいま目指している姿は、複雑性が増し急激に変化する外部環境に適応して、成長していく力をもち、環境や地域にも貢献しつつ、働く社員も自分の存在意義を確認し自己成長ができる企業になることではないでしょうか。
そのための取り組みのひとつとして、アジャイルに変化に対応でき、進化し続ける能力をもった組織に変革していくことがあげられます。
それは、伝統的な命令統制による階層型組織の中に、フラットな関係性でメンバーが主体的に活動できる自律分散型組織の強さを取り込んでいく試みです。それは、組織がアジャイルな振る舞いを獲得することと言えます。
それによって、一部の人が作った戦略や計画をもとに管理統制することからくる階層型組織のさまざまな弊害を克服し、経営に関わる多くのステークホルダーとの共創、オープンなコミュニケーション、素早い意思決定、実験的な取り組みの推進といった、自律性や創造性、柔軟性を組織内に実現します。

文脈論的アプローチでアジャイルな振る舞いを獲得する

こういった組織への変容を図るには、組織を機械のように捉えて、欠陥部品を交換したり、修理するような機械論的なアプローチではうまくいきません。組織や人びとの文化やマインドセットといった背景や状況を変えていく文脈論的なアプローチが必要になります。


こういった組織づくりも、あらかじめ詳細に計画して取り組むのではなく、人々と共創して自己組織化しながら実験と学習を繰り返していく、アジャイルな取り組みが必要になります。これを私たちは「アジャイル組織開発」と呼んでいます。アジャイルな振る舞いを組織が獲得するには、そのプロセス自体がアジャイルでなければならないと考えています。

また、複雑な状況に対応するアジャイルな組織を運営していくには、そのマネジメントのあり方も複雑でかつスピーディであることが求められます。緻密な計画書の作成、稟議書や根回し、全員の合意形成といった従来型の進め方だけでは対応できません。これからの組織の運営を効果的にするには、情報の素早い共有や円滑なコミュニケーションを促進させるITツール(D X:デジタルトランスフォーメーション)を組織の状況に合わせて適切に選択して活用することが大切です。
そこで、アジャイル組織開発にDXを両輪のように活用する意味で、「アジャイルODx」という名称を研究チームのテーマにしました。

アジャイル組織開発の探究ー「アジャイルODx研究会」とインサイト・レポートの発信ー

2021年の下期に、アジャイル組織開発についてさらに探究していくために、11個の問いを立てて議論を進めていく予定です。
この問いについては、ヒューマンバリューのチーム内でも検討していきますが、アジャイルODx研究会を1カ月に一度程度開催し、このテーマに関心のある方々ともダイアログして共創しながら深めていく予定です。

また、11個の問いについて、参加メンバーが発信をしていくことにしました。
この研究の取り組み自体もアジャイルに進めていくので、発信させていただく情報も、研究会の結論としてではなく、参加メンバー個人の知見を広く皆さんに問いかけるスタンスで行っていきたいと思います。月に一回か二回、発信をしていく予定ですので、ぜひご一読ください。

【アジャイル組織開発の探究テーマ(仮)】

2.組織開発でのアジャイルとは何か

4.アジャイルな組織づくりの目的は何か
5.メンバーの働きがいや主体性を高める組織形態

7.アジャイルな組織でのパフォーマンス・マネジメント
8.自律分散型組織に移行する障害は何か
9.自律分散型組織(アジャイル)での意思決定のあり方
10.アジャイルに仕事を進めるためのミーティング・プロセス
11.アジャイルな組織にするためにマインドセット(組織文化)を変容する

私たちは人・組織・社会によりそいながらより良い社会を実現するための研究活動、人や企業文化の変革支援を行っています。