プロセス・ガーデニング実践コース
本コースでは、人や組織の変化や成長を育む環境調整(土壌づくり)であるプロセス・ガーデニングの実践を学び、「場やプロセスに影響を与える振る舞い方」や、「場やプロセス、コンテンツをデザインする力」を高めます。
プロセス・ガーデニング実践コース概要
学習や成長に大きな影響を与える3つの要素
「場」「プロセス」「コンテンツ」は、学習や成長を育む環境調整を行う際、状況を捉えるための観点です。「場」は、その場で感じる雰囲気・コミュニケーションや相互作用のあり方といった要素です。「プロセス」は、事前・事後の働きかけや継続的な取り組みといった要素です。「コンテンツ」は、テーマや取り組み内容、手法といった要素です。
これら3要素はいずれも、人や組織の変化と価値創出に影響を与えていますが、「コンテンツ」は目に見えやすいために重要視されやすい一方、目に見えにくい「場」と「プロセス」への意識的な働きかけは軽視されがちです。そのため、「同じことをやっても同じことが起きない」という事象が、多くの場合「場」と「プロセス」の違いによって生み出されます。人々が集う「場」にどのような空気が流れているかによって、また、人や組織の学習や変革の「プロセス」をどのようにデザインするのか、起きた変化や揺らぎをどう意味づけ生かしていくかによって、人々の関係性や相互作用、その後に育まれる成果や価値、取り組みの継続の度合いも異なってくるのです。
これら3要素はいずれも、人や組織の変化と価値創出に影響を与えていますが、「コンテンツ」は目に見えやすいために重要視されやすい一方、目に見えにくい「場」と「プロセス」への意識的な働きかけは軽視されがちです。そのため、「同じことをやっても同じことが起きない」という事象が、多くの場合「場」と「プロセス」の違いによって生み出されます。人々が集う「場」にどのような空気が流れているかによって、また、人や組織の学習や変革の「プロセス」をどのようにデザインするのか、起きた変化や揺らぎをどう意味づけ生かしていくかによって、人々の関係性や相互作用、その後に育まれる成果や価値、取り組みの継続の度合いも異なってくるのです。それは、取り組みの内容以上に、「支援のあり方」が検討すべき重要なテーマであるとも言えるのではないでしょうか。
変化・成長の環境づくり、「プロセス・ガーデニング」
ヒューマンバリューの多様な取り組みにおいて、共通して大切にしているのが「プロセス・ガーデニング」です。プロセス・ガーデニングとは、人・組織・社会の学習・変化・成長を育み、価値を生み出し続ける「環境(土壌)」づくりすることです。実践においては、「個としての人間の尊重」と「集団の相互作用を高めること」大切にする、支援者自身のあり方や影響力を生かしながら、「場」「プロセス」「コンテンツ」のすべてに働きかけ、変化を育んでいきます。
私たちは皆、人を大切にしながら、成果も大切にしたいと願っています。しかし、時としてそれは組織の中では葛藤や対立を引き起こしてしまいます。いかにして人を大切にしながら、成果に向けて歩んでいけるのか。私たちはその鍵は「環境(土壌)づくり」にあると考えています。組織における人と成果の両立とは、目指したい成果や価値に向けて、それぞれの人が自ら踏み出せるような環境調整をし続けてなければ、実現できないことだからです。
人は、周囲の環境と切り離された「個」として存在しているのではなく、周囲の環境から影響を受け、同時に自らもその環境に影響を与え続けながら存在しています。一人ひとりの主体性や創造性も、本人の内側だけで起こるものではなく、その人が置かれている環境・状況や周囲との関係性の中で育まれていくものなのです。
ヒューマンバリューが大切にするプロセス・ガーデニングとは、庭師のように人・組織・社会をとりまく環境調整(土壌づくり)をしながら、学習・変化・成長を育み、価値を生み出し続けることです。その実践においては、「個としての人間の尊重」と「集団の相互作用を高めること」大切にする、支援者自身のあり方や影響力を生かしながら、「場」「プロセス」「コンテンツ」のすべてに働きかけ、変化を育んでいきます。
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・プロセス・ガーデニング ─ 庭師の視点で、人と組織の変化を育てる
・場づくり ー 目に見えない相互作用を捉え、学習・変化の土壌を耕す
・人と組織の学習を、イベントではなく「プロセス」で育む:前編
・人と組織の学習を、イベントではなく「プロセス」で育む:後編
・人間の価値を守り育む〜ソーシャルワークが照らす「ヒューマンバリュー」の実践〜
プロセス・ガーデニング実践コースの目的
変革・成長支援の取り組みを、「場」「プロセス」「コンテンツ」の観点から見立て、目指す価値が生まれやすい環境を整えていく力を高めるための「支援のあり方」を、自ら実践しながら探求するコースです。
人や組織の変化・変革を支援する方に参加いただくことで、ご自身の目的に合わせた取り組み方のイメージを再構築していただくことを目指します。
プロセス・ガーデニング実践コースの特徴=2カ月間の学習・実践
プロセス・ガーデニング実践コースは2カ月間(セッションは3日間)のプログラムです。
はじめの2日間では、情報提供や参加された皆さんとの学び合いや探求を元に、実践に向けた準備をします。
その後、はじめの2日間で行った準備を元に、それぞれの日々の仕事の中で2カ月間の実践を行います。
2ヶ月間の実践の間には、「グラウンディング」という相互作用の機会を設けます。日々の実践の中で生まれた気づきや疑問を持ち寄り、プロセス・ガーデニングの文脈で改めて捉え直すことで、それぞれの実践へのヒントを獲得し合います。
3日目では、お互いの2カ月間の実践や気づきをあらためて共有し合い、価値創出に向けた「場」「プロセス」「コンテンツ」への働きかけや支援のイメージを再構築していきます。

プログラムイメージ
1日目のテーマ
・プロセス・ガーデニングって何? ー人と組織を支援するとはどういうことか
・人と環境を見立て捉える ー「場」「プロセス」「コンテンツ」とは何か
・プロセス・ガーデニングの実践探求①「人も成果も大切にするための支援の軸」の探求
2日目のテーマ
・プロセス・ガーデニング実践探究②「生み出したい価値や実現したい状態」を探求する
・プロセス・ガーデニング実践探究③「変化と成長を育む環境調整のポイント」を探求する
・自身の現状をプロセス・ガーデニングの観点から翻訳し、実践の準備をする
グラウンディング
1ヶ月の実践をプロセス・ガーデニングの文脈で改めて捉え直し、学び合う。
3日目のテーマ
・2ヶ月間の実践や学びの振り返り
・プロセス・ガーデニングの拡がりと深まりの探求
プロセス・ガーデニング実践コース過去参加者の内訳

プロセス・ガーデニング実践コースにこれまで参加くださった方たち(2008年〜2025年:195人)の内訳です。企業内プラクティショナーやコンサルタント、学校関係の方など、多様な方たちが学び合い、実践に向けた探究を行っています。