『人と組織が共に成長するーこれからの人事制度とキャリア開発』 オープンセミナーを開催します
人と組織の関係性の変容 「主従関係」から「共創関係」へ
昨今、組織と個人の関係性は、人が組織に所属するという「主従関係」から、人と組織がお互いに成長を支援しあう「共創関係」への変化してきています。
これまでの企業では、「カンパニーセンタード」とも言えるように、企業の存続や利益のために人材を採用・育成し、その成果を評価するという構造が一般的でした。キャリア開発もまた、パフォーマンス・マネジメントの仕組みの中で捉えられ、「人事制度の枠組みの中でのキャリア」を歩んでいたように思います。
しかし今、状況は大きく変わり始めています。
ライフとワークの境界が溶け、働くことの意味や目的を問い直す人が増え、「どう生き、どう働くか」という個人の価値観も多様化しています。そして企業は、難易度の高い社会的環境の中で、人々の多様な価値観や強みを融合し、より高いインパクトを生み出すことが重要になってきています。
人事制度とキャリア開発の好循環を生み出す
人事制度とキャリア開発は、本来は相乗効果を発揮し、人と組織の成長を支援するはずの仕組みです。実際、企業の中では、別々に設計・運用されているケースもあり、主体的・自律的な人材育成を目的とするキャリア開発と、企業としての成果創出を目的とする人事制度の目的の齟齬が露呈し、機能不全を起こしている例も見受けられます。
人と組織の関係性が変化している今、パフォーマンス・マネジメント(人事制度)やキャリア開発のあり方も、変化が必要であると同時に、さらなる価値や好循環を生み出すことができる局面にきているのではないでしょうか。
かつてのパフォーマンス・マネジメントは、「カンパニー・センタード」を起点として、決められたゴールを達成することに焦点が当たり、キャリア開発も、そういった人材を育てていくことに焦点が当てられていました。しかし、これからは新たな価値を生み出していくために、より一人ひとりが自身と仕事がつながり、変化を生み出すことが喜びにつながっていく人事制度やキャリア開発のあり方が大切になってきています。
そこで、パフォーマンス・マネジメントとキャリア開発を、「人と組織が共に成長し、より大きな価値を生み出していくための仕組み」として捉え直しながら、制度設計や運用にどう活かしていけるのか、その可能性を皆さまとともに探求していきたいと考えています。
組織視点としたパフォーマンス・マネジメントについては、「人事評価を通して、企業の変革を具現化する」オープンセミナー、人(キャリア)視点を切り口としたキャリア開発については「キャリア観を転換し、共に成長をする人と組織を具現化する」オープンセミナーを開催いたします。
よろしければ、ぜひ併せてご参加いただき、パフォーマンス・マネジメントとキャリア開発を融合した探求をご一緒できたらと思います。(もちろん、どちらかのみのご参加も歓迎いたします)
関連するキーワード
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
概 要
_______________
■ 人事評価制度を通じて、変革を具現化する ー「人事評価制度」オープンセミナー(終了)
▢ 詳細・お申し込みはこちら
6月26日(木)14:00〜17:00 リアル会場参加申込み
6月26日(木)14:00〜17:00 オンライン参加申込み
■ キャリア観を転換し、共に成長する人と組織を具現化する ー「生成的キャリア開発」オープンセミナー
▢ プログラム(予定)
・社会や自社におけるキャリアの“現在地”を多面的に見つめ直す
・キャリア開発の新たな方向性――「生成的キャリア」とは何か?
・専門性・経験や自己充実にとどまらない、内的キャリアと外的キャリアの融合
・組織としての「生成的キャリア」の実践
▢ 詳細・お申し込みはこちら
※2日程の内容は同一です
▢ 開催方法
ハイブリッド開催
リアル会場およびオンライン(Zoom)会場の両方にて実施いたします
ヒューマンバリュー 半蔵門オフィス
(東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」5番出口より徒歩3分)
東京都千代田区一番町18番地 川喜多メモリアルビル3階
▢ 参加費
おひとり3,300円(税込み)
※お申し込みいただきましたら、御請求書を発行します
▢ 対象者
・自社の人事評価制度改革や、キャリア開発について取り組まれている経営・人事の方
・自社の人事制度や人材育成、エンゲージメント向上等、共に成長する人と組織を目指して、取り組みを検討しようとしている方
・自社の企業変革や組織変革の取り組みを進めている方、検討している方
※ 本コースは、自社内での実践を目指すコースです。他社へのサービス提供や個人での学習を目的とされる方の参加はご遠慮いただいております。
※ 自社での今後の取り組みにもつなげやすくなるため、同一組織で複数名でご参加(2〜3名程度)も推奨しております。同一組織で複数名ご参加いただく場合は、参加人数分をそれぞれお申込みください。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
講師(ファシリテーター)紹介
_______________
代表取締役副社長 阿諏訪 博一
1995年からヒューマンバリューにて、学習する組織の実現や未来を切り拓く働き方の実現に向けた取り組みを行っている。クライアントや関わる人との協働的アプローチによって、新しい意味を生成し続け、多様性の中から価値を生み出すことを大切にしている。
社会構成主義やポジティブ・アプローチの考え方を根底に置いた上で、組織変革支援、マネジメント革新、グロース・マインドセットの醸成、働きがい向上、サーベイ開発等のテーマに取り組んでいる。
人事制度構築やパフォーマンス・マネジメント革新にも注力し、仕組みのデザインにとどまらず、カルチャー変革、現場のマネジメント革新に至るまで、一貫したトータルシステムとしての効果性を高めるための支援を行っている。

研究員 菊地 美希
新潟大学教育人間科学部を卒業。人々が多くの時間を使う「仕事」の捉え方・向き合い方の違いに関心を持ったことで、「働く」という領域に身を置きたいと思い、人材派遣・紹介会社に入社。
その後、採用という一側面ではなく、多方面での組織づくりをさらに探求したいと考え、組織コンサルティング会社に転職し、研修や人事制度設計を中心とした営業・企画やメディア運営を経験。知識やスキルの奥にある、人や組織が本当に創り出したい状態に向けて、本質的に踏み出していくプロセスを探究したいと考えるようになっていたところ、ヒューマンバリューに出会う。
現在は、自律的キャリア開発支援、リーダーシップ・マネジメント開発や対話を通じた組織文化醸成のプロジェクトに従事する。また、パフォーマンス・マネジメントをテーマに、多様な企業の人事・人材開発担当者が垣根を越えて探究する研究会の企画・運営・リサーチをリードしている。
