カンファレンスレポート

ヒューマンバリューは、1992年からATD(旧ASTD)国際会議へ視察ツアーを派遣するなど、海外の様々なカンファレンスに参加しています。ここでは、1998年からの参加報告レポートが閲覧できます。人材開発・組織開発に関して過去にどのような議論があったのかをご覧いただけます。

2025.07.24GROW THE PIEトーク

GROW THE PIEトーク #2 アーカイブ配信

ヒューマンバリューでは、書籍『GROW THE PIE』の発刊を契機に、「パーパスと利益を両立し、社会に価値を生み出し続ける経営・組織のあり方」を探求・発信しています。

本イベント「GROW THE PIEトーク」はその一環として始まったシリーズ。毎回ゲストを迎え、サステナビリティ、パーパス経営、組織変革などをテーマに、事例を交えたクロストークを展開していきます。

2025.07.17ATD(The Association for Talent Development)

意味を紡ぎ続ける学び 〜AI時代の Collective Insights, Lifelong Learning〜
<ATD25レポートChapter3>

 

 

2025.07.17ATD(The Association for Talent Development)

ATD25にみるタレント開発と学びの地平線

2025年5月18日(日)〜21日(水)に、米国ワシントンD.C.のウォルターE.ワシントンコンベンションセンターにて、ATDインターナショナルカンファレンス&エキスポ(ATD25)が開催されました。

今年、ヒューマンバリューからは3名が現地に参加しました。それぞれが現地で何を感じ、どんな変化を読み取ったのか——。本レポートシリーズでは、3章に渡って、それぞれの視点から、いま世界のタレント開発がどこに向かおうとしているのか、人々の学びがどう変わろうとしているのかをお伝えしていきます。

よろしければご一読いただければ幸いです。

2025.07.17ATD(The Association for Talent Development)

AIとヒューマニティ、その間で見つめたもの
<ATD25レポートChapter1>

株式会社ヒューマンバリュー 取締役主任研究員 川口大輔

5月に開催されたATD25。政治的な緊張と社会的不安が渦巻くアメリカの首都、ワシントンD.C.に世界中のL&D実務家たちが集った4日間。私たちは今年もまた、人の成長と学習を通じた探求の旅路に身を置きました。

振り返ってみると、昨年のテーマ「Recharge Your Soul」は、バーンアウトや孤立を背景に、私たちが自分自身とつながり直すプロセスとして語られていました。今年のテーマ「Collective Insights. Lifelong Learning.」は、その流れを受けながらも、AIと共にある時代に、人はどう学び、どう在るべきかという、新たな問いと向き合わせてくれたように思います。

2025.07.17ATD(The Association for Talent Development)

心理的安全性を培い、学びに伴う“恐れ”に向き合う
<ATD25レポートChapter2>

株式会社ヒューマンバリュー 研究員 市村絵里

組織変革の取り組みの70%は失敗に終わる。これは今年のATDのセッションの中でも挙げられていた数字で、変革に取り組む人々の間ではよく語られています。世界は変わり続けるので、組織変革の取り組み自体に終わりはなく、最終的な成功をどの時点で達成したと言えるのかという難しい問題はありますが、少なくとも、生み出したい人々の思考や行動の変化と、意図的な取り組みを行って生み出された変化との間に乖離があることは確かかもしれません。

なぜ変化は定着しないのか、どうすれば少しでも人々がより多くを学び、自らを変容させる力を高めていくことができるのか。また、AIが隆盛する時代の流れの中で、今人に求められる変化とは何なのか。そのようなことを考えながら参加させていただいた2025年のATD。多くのセッションの中で強調されていたのは「心理的安全性」の重要性です。その背景には、挑戦への“失敗“や学びに対する“恐れ”が潜在的にあるからだということが見えてきました。

2023.11.01GROW THE PIE

『GROW THE PIE』出版記念フォーラム 実施レポート

本レポートでは、2023年8月24日に開催された『GROW THE PIE』出版記念フォーラム ―パーパスと利益の二項対立を超えて、持続可能な経済・経営を実現する―の内容をダイジェストで紹介するとともに、当日の動画を配信しています。企業の実践家、投資家、アカデミアを交えたサステナビリティや社会価値創造の議論の様子をぜひご参照ください。

2025.01.14GROW THE PIEトーク

GROW THE PIEトーク #1 アーカイブ配信

ヒューマンバリューでは、書籍『GROW THE PIE』の発刊を契機に、「パーパスと利益を両立し、社会に価値を生み出し続ける経営・組織のあり方」を探求・発信しています。

本イベント「GROW THE PIEトーク」はその一環として始まったシリーズ。毎回ゲストを迎え、サステナビリティ、パーパス経営、組織変革などをテーマに、事例を交えたクロストークを展開していきます。

2025.04.25ATD(The Association for Talent Development)

ATD25事前レポート〜セッション概要から見るL&Dの探求の視点と今ATDに参加する意義〜

ATD International Conference & EXPO(ATD-ICE)は、ATD(Association for Talent Development)が主催する、世界最大規模のタレント開発に関するカンファレンスです。2025年は、5月18日〜21日に米国ワシントンDCでの開催が予定されています。

本カンファレンスには、世界中の先進企業や教育機関、行政機関のリーダーたちが集い、国や業界の枠を越えて、現代の人材開発が直面する課題への取り組みや実践を共有し、学び合います。

ヒューマンバリューでは、約30年にわたりATD-ICEにデリゲーションとして参加し、世界の人材開発における最新動向を探求してきました。2020〜2022年は新型コロナウイルスの影響で現地参加を見合わせていましたが、2023年より再び現地での参加を再開しています。

本稿では、ATD25の事前レポートとして、基調講演や各トラックで予定されているセッションの概要や注目ポイントをご紹介しながら、Learning & Developmentの探求における視座やヒントを探っていきます。

<目次>
今年のATD-ICEに参加する意義
今年の基調講演
セッション・トラック別の傾向と見所
Leadership and Management Development(リーダーシップ&マネジメント開発)
Future Readiness(未来への準備)
Managing the Learning Function(ラーニング・ファンクションのマネジメント)
Learning Technology(ラーニング・テクノロジー)
Learning Science(ラーニングの科学)
Measurement & Evaluation(測定と評価)
Career Development(キャリア開発)
Instructional Design(インストラクショナル・デザイン)
Training Delivery & Facilitation(トレーニングの実施とファシリテーション)
終わりに

 

2025.04.23SHRM(Society for Human Resource Management)

SHRM INCLUSION CONFERENCE 2024レポート 〜揺らぐI&Dにおいて、今私たちが議論すべきこと〜

2025.03.25ATD(The Association for Talent Development)

ATD-APC24インサイトレポート〜これからの人・組織の価値創造とHRの未来を考える〜

研究員 菊地美希 中野広基

2024年10月28日~11月1日に、台湾の台北市にある台北国際コンベンションセンターにて、世界最大規模のタレント開発に関する非営利団体であるATDの主催によるATD Asia Pacific Conference & EXPO2024が開催されました。本レポートでは、基調講演や各セッションを通じて感じたタレント開発の傾向と事例、得られたインサイトを紹介していきます。

ヒューマンバリューがATD-APCに参加するのは、2014年以来10年ぶりとなり、今回は2名のメンバーが参加しました。

下記の目次にあるように、大きく3つのパートに分け、ATD-APCで話されていたポイントや問われていたこと、得られたインサイトをまとめていますので、関心のある領域をご参照ください。

〜目次一覧〜
① ATD-APC24とは? 今期のテーマと特徴
② キーノートセッション(基調講演)から得られたインサイト
・多様化する世界におけるジレンマ(対立)を統合するリーダーシップとは?
・AIによる業務の効率化・自動化が進む中で、人間が生み出す価値を探求する
・Human capabilityを通じて価値を創造する、HRの役割の進化
③ ATD-APCの特徴的なセッションについての共有
・AIを活用したタレント開発の状況と新たな働き方の探求
・台湾におけるHRのトレンド(2025)