研究員
上田 桂子 Keiko Ueda
早稲田大学を卒業後、半導体製造装置メーカーで人材・組織開発の取り組みを担当する。
メーカー時代に、主体性を解放し、個と組織が共に成長する取り組みを模索する中、ピーター・センゲの「学習する組織」に出会い、ヒューマンバリューの「SI(Social Capital and Identity Capital)モデル」に大きなインパクトを受ける。以降、人と組織の変化を生み出すシステムや文化を醸成するプロセスに関心を持ち、大学院を経て、2019年にヒューマンバリューに入社する。
現在は、「共に働き、共に生きる組織、社会」の実現に向けて、対話の場づくりやプロセスをデザインすることを通して、働く一人ひとりの中に持っている「変革の力」を引き出し、組織やチームが持つ変革を生み出す「基盤の力」を高める取り組みを行っている。
また組織の変化や成長を支える「プロセス・ガーデニング」の実践や、「キャリア開発」についての研究、探求にも取り組んでいる。
今後は多様な人々とのつながりを生み出し、理論だけではなく、一人ひとりの経験や想い、ストーリーが共有され、循環するような「知と実践の融合の場とプロセス」を生み出すことで、社会に貢献したいと考えている。
メーカー時代からこれまでの取り組みを通して、主体性が解放された場面をいくつも目にしてきました。その度に、人はもともと個性的で主体的であると実感します。また、新しい価値や意味は、こうした人々の多様性から生まれると考えています。オンリーワンである自分を一人ひとりが誇れるように、多様性を認め合える組織やチームづくり、そして企業文化の構築に、関わる方々との信頼関係を土台にして、共創していきたいと思います。