組織変革プロセス・ファシリテーター養成コース(2026年)

  • 2026年10月8日(木)〜10日(土)、12月9日(水)
  • セッション:佐島マリーナ
    リフレクションセッション:ヒューマンバリュー半蔵門オフィス

本コースは、人々の主体性と創造性と情熱を解放し、自己組織化を育む組織変革プロセスファシリテーターとしてのあり方や世界観、思考方法を、深い内省と相互作用を通して探求するアドバンスコースです。

開催日時

セッション(合宿形式)
   2026年10月8日(木)10:00〜終了時間未定
   2026年10月9日(金)09:00〜終了時間未定
   2026年10月10日(土)09:00~16:00終了予定

リフレクションセッション
   2026年12月9日(水)10:00〜17:00

開催場所

セッション
   佐島マリーナ
   神奈川県横須賀市佐島3-7-4
   TEL:046-856-0141 FAX:046-856-9933

リフレクションセッション
   ヒューマンバリュー半蔵門オフィス
   東京都千代田区一番町18番地 川喜多メモリアルビル3F

講師・ファシリテーター 兼清 俊光(フェロー/変革プラクティショナー)
参加費用

423,500円(税抜価格385,000円)
※セッションの教材費、およびリフレクションセッション(1日)の昼食代、教材費を含みます
※セッション開催期間中の宿泊費(二泊三日:10月8日(木)チェックイン、10日(土)チェックアウト)および食事(朝食、昼食、夕食)代は、ご宿泊当日、宿泊施設にて直接お支払いください

事前プロセス 参加される方には、事前に「プレ探求シート」や「インビテーションカード」をお送りします。
参加にあたっては、実施の1週間前までを目処に御申込をしていただけると、セッションでの探求も深めやすいかと思います。
認定証 プラクティショナー養成コース修了後は、本コースで提供したヒューマンバリューのコンテンツを受講者個人が使用できる認定証を発行します。

組織変革プロセス・ファシリテーター養成コースの概要

本コースが扱う内容

より深い内省とインタラクション(相互作用)を通して探求を深める本コースが扱う内容は、以下の通りです。

 ・組織変革を推進するプロセスファシリテーターとしてのあり方、世界観、思考方法を理解する
 ・根本的で長期的な解決策と、短期的な解決策を同時に推進するためのシステム的なアプローチを理解する
 ・組織変革プロセスを小さなプロジェクトからより大きなシステムに拡張していく方法を理解する
 ・今後の実践を通して自分自身をどのように磨き上げていくかの道筋を描く

プログラムイメージ

1日目

組織変革とは、予めデザインしたプロセス通りに推進していくものではなく、最初は考えも及ばないデザインを生み出し続けながらプロセスをリデザインし廻していくプロセスです。そのためにはシステムである取り組みの 3つの拡張プロセスを理解し、関与する人々が自ら阻害する要因を取り除くことが必要です。

◆オープニング・セッション

◆組織変革とは何か?
 ・組織変革とは
 ・組織変革と自己組織化
 ・組織変革と U セオリー
 ・組織変革とポジティブアプローチ

◆組織変革を実現に導く思考方法=システムシンキング
 ・組織変革をシステムシンキングで捉えると
 ・変革は一人から始められる(組織変革に必須の拡張プロセス)
 ・組織変革にブレーキをかける平衡プロセス
 ・組織変革を推進するために理解が不可欠なシステム原型
 ・視座を高め続け、進化し続ける

2日目

組織変革には、コンテンツのコントロール、プロセスのコントロール、そしてフィールド(場・スペース)のコントロールがあります。取り組みを推進する際に知識不足に陥らず中身のクオリティを高めるようなコーチングなどのツールを入れ込みながら、クオリティを高めるコントロールをし、エキスパートモデルではなく人々が自ら高められるようにサポートします。また、 MIT のダニエル・キム氏が提唱している4つの質のシステムをフラクタルに長期的・短期的に扱う必要があるため、もっとも重要になるフィールドのコントロールを理解し、変革のプロセスファシリテーターとしてのあり方を考えます。

◆クライアントに対する変革ファシリテーターのあり方
 ・クライアントは、最初は組織変革が直接的な目的ではない
 ・変革ファシリテーターの自己マスタリー
 ・ビジョンの創出・探究し続け、昇華しつづける
 ・現実の見方、自分がコントロールできることにフォーカス
 ・ファシリテーターがコントロールできることは何か?
 ・変革ファシリテーターの思考パターンと行動パターン

3日目

ファシリテーターとして、クライアントに「変革が推進していることを認知してもらう」というサポートのポイントや先行指標・遅行指標などについて理解します。

◆クライアントとの協働プロセス・アプローチ
 ・クライアントとのシェアドビジョン
 ・ミーティングプロセスの基本原則
 ・チェックイン・状況共有・ダイアログ……

◆組織変革ファシリテーションでは何をマネジメントするのか?
 ・人々の認知・関心
 ・支援(知識)不足に陥らせない

◆「変革が推進していること」をどう証明していくか?
 ・先行指標・遅行指標
 ・認知の変化・推移をサーベイする

◆クロージング・セッション

組織変革プロセス・ファシリテーター養成コース過去参加者の内訳

組織変革プロセス・ファシリテーター養成コースにこれまで参加くださった方たち(2008年〜2025年:181人)の内訳です。企業内プラクティショナーやコンサルタント、学校関係の方など、多様な方たちが学び合い、実践に向けた探究を行っています。

受講者の声

セッションの約1週間後に実施したフォローアンケートより一部引用(2025年)

1週間ほど経ったいま、共に取り組んだ組織変革プロセスファシリテーター養成コースを思い返してみてください。一言で言うとしたら、それは自分自身にとってどんな体験だったと言えるでしょうか? そう感じたきっかけや要因には、どんなことがありましたでしょうか。

成功循環モデルを“体感”した瞬間、これを言っていたのかと理解できた。この体験を誰かに体験させるのは簡単ではないが、自分の中ではずっと消えずに残る何かになる。

「勇気を出そうと思えた体験」「あー自分はやっぱり社会構成主義の学習をベースにおいた授業がしたいのかもしれない」と思わされた3日間でした。

「場」づくりの大切さを知った3日間。自身の思い込みによって、教育現場の場づくりが、結果的に主体性を奪い、受け身姿勢を促進するものになっていたかもしれないことに気づけた。

救いの時間でした。「(社会)構成主義」という考え方がある(客観主義とは軸の違い)、と知ることができたことが、自分にとって大きなインパクトでした。

組織変革プロセスファシリテーター養成コースに参加する前と後では、何か変化はありましたでしょうか? それは自分自身の内側の変化かもしれません。また、 誰かの言葉を聴いたときの自分の感じ方の違いかもしれません。もしかしたら、自分の想いや大事にしていることに違いが生まれたかもしれませんし、具体的な自分自身の言動や人々とのかかわり合いかもしれません。ささいな変化でも結構ですので、教えていただけますでしょうか。

自分の内的システムを可視化したことで、内的システムに対してフラットにみられるようになった、ある意味寛容になれた気がしています。

対話を軸に、主体的な行動を促す社会構成主義的なアプローチが、VUCAWorldの教育には必要だと痛感しました。自社の教育カリキュラムの見直しに活かせそうです。

場づくりの中で介入や、誰かの発言に対しての自分の捉え方が随分変わったと思います。もうちょっとありのままというか自然体でいられるようになった気がします。

これまでだと結論は出すことを優先していたので、意見の纏めばかり気にしていた。これだと全員の意見を大切に出来ていなかったと分かり、その結果、やらされ感に繋がっていたのかもしれないと今は思っています。

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