「一定期間内に成果を生み出す」ことへの執着と、「自分らしくいるためのふさわしい仕事」への幻想が、若手社員を仕事術へと向かわせている。企業においても、合理性一辺倒に傾いた風土が、社員の学びの機会を奪っている。生き残りのためには、短期的な成果よりも、より本質的な共に創りだす力へと、経営者サイドが視点を移すことが、求められている。
インサイトレポート
そのときどきのトピックについて、ヒューマンバリューのメンバーがまとめた雑誌掲載記事などの考察をご覧いただけます。
2009.03.10雑誌掲載記事
合理性一辺倒がもたらす焦りが背景に。思いを共有し組織に共創力を培う
2009.01.20雑誌掲載記事
ファシリテーターのBe(あり方)~海外の優れたファシリテーターから学ぶ姿勢・信念~
ファシリテーション」や「ファシリテーター」という言葉が日本で一般に使用されるようになって5~6年が経過しようとしている。企業や団体で働く人々のファシリテーションのレベルも、スキルを学習し、現場での実践を重ねることで、着実に進化しているように思う。 企業や社会が抱えている問題がますます複雑化する中、一部の人たちが力で解決するということは難しく、関わるすべての人々が知恵を出し合い、新たな解決策を生み出していくことが求められている。 そこで、一人ひとりの主体性や参画意識を高め、相互作用を促し、集団としての思考を深めるといったファシリテーターの役割は、今後ますます重要になってくるといえる。
2008.12.22雑誌掲載記事
パフォーマンスマネジメントがなぜうまくいかないのか
2008.12.16雑誌掲載記事
組織変革におけるストーリーテリングの可能性
2008.11.14雑誌掲載記事
タレントマネジメントから育まれるタレント・カルチャー
タレントマネジメントとは何だろうか。なぜ米国でその考え方が生まれ、今、人事・人材開発担当者の間で注目を集めているのだろうか。今回はその背景を探ると共に、タレントマネジメントを実現するために提唱されている考え方などを紹介したい。
2008.11.14雑誌掲載記事
eラーニング2.0時代の到来~新たな学習のあり方の模索~
2008.09.09雑誌掲載記事
ASTD2008 国際会議に参加して
2008.09.04雑誌掲載記事
アジアにおける人材・組織開発の動向
日本の人材開発・組織開発の状況を欧米ではなく、アジアと比較するとどうだろうか。今回は、アジアにおける人材開発・組織開発の動向を紹介しつつ、日本の人材開発・組織開発の位置づけを確認したい。
2008.07.25雑誌掲載記事
ダイバーシティに代わる注目のキーワード「インクルージョン」
ここ3年、米国の人材開発関連のカンファレンスに参加すると「インクルージョン(Inclusion)」という言葉をよく耳にする。「インクルージョン」には、含有、包含、(社会的)一体性などの意味があり、従来から使われている「ダイバーシティ」という言葉に代わって用いられている。
2008.07.25雑誌掲載記事
学習する風土をつくる~組織をシステム(生態系)として捉えた仕組み・制度づくり~
昨今、企業における人材開発の取り組みをたずねると、組織の中で学び合う風土をつくることを狙いとしたものが多い。しかもその取り組みの内容は、座学や集合研修のメニューを並べるといった従来型のアプローチを超えて、1人ひとりが体験や相互作用から自律的に学び、成長することを促進する仕組みや制度づくりが多いようだ。 しかし、実際に人々の学びの支援をするための仕組みや制度を導入しようとすると、さまざまな課題に直面することになる。では、その課題にはどのようなものがあり、人事・人材開発担当者としてどのようなことに気をつけたらよいのだろうか。 本稿では、学習する風土づくりに必要な要件を明らかにし、人材開発担当者として押さえておきたい原則について、企業における学習する風土づくりの支援を行ってきた経験から得られたポイントを中心に解説する。