インサイトレポート

そのときどきのトピックについて、ヒューマンバリューのメンバーがまとめた雑誌掲載記事などの考察をご覧いただけます。

2021.07.20エンゲージメント

これからの組織が目指す、人と組織の関係性 〜エンゲージメント・モデルの再検証より〜

人と組織の関係性が大きく変わろうとしている今日、あらためて「エンゲージメント」の概念が注目されています。ヒューマンバリューでは、これまで十数年にわたって蓄積してきたエンゲージメントに関する知見をベースにリサーチを行い、エンゲージメントのあり方を再検証しました。 本レポートでは、リサーチを通して構築したモデルを紹介しながら、いまとこれからの「人と組織の関係性」について考えます。

2021.07.19組織開発

不確実な時代において、なぜ自律分散型組織が効果的なのか?

自律分散型組織については、1990年初頭に登場した「学習する組織」の中で、その必要性や有用性が語られて以降、変革の機運が高まり、様々なプラクティスが生まれてきました。一方、多くの企業は未だに中央集権的なマネジメント構造に基づいた組織運営から脱却することの難しさに直面しているものと思います。しかしながら、COVID-19の世界的なパンデミックをはじめ、社会的な文脈が大きく変わっていく流れの中で、これからの時代に即した組織運営の変革に取り組むことは、いよいよ待ったなしとなってきました。そこで、あらためまして、このタイミングで、不確実な時代において自律分散型組織を創っていくことの効果やその本質について考えてみたいと思います。

2021.06.01インサイトレポート

「変わり続けるチームづくりのポイントは?」 Ocapiユーザーリサーチからみえてきたもの

2021.02.06インサイトレポート

「今私たちが実現したい成長やキャリアのあり方とは?」 −未来共創オープンラボから見えてきたもの−

2020年12月に開催した、企業の垣根を超えて人と組織の未来について探求する「未来共創オープンラボ・ウィーク2020」で行ったセッションのひとつ、「今私たちが実現したい成長やキャリアのあり方とは?」で探求してきた内容を、より多くの方と共有し、今後さらに探求を深めるきっかけとしていきたいという思いから、インサイト・レポートを作成しました。  

2020.10.07組織開発

自律分散型の文化を育む上での阻害要因に向き合う

いま多くの組織がアジャイルな振る舞いを組織に取り入れ、自律分散型組織を育んでいくことを求めるようになっています。ヒューマンバリューでは、2018年より計画統制型の組織構造の中にアジャイルな振る舞いを取り入れていく、チームマネジメント手法「チームステアリング」を開発してきました。​今回は、計画統制型組織において自立分散型組織の振る舞いを導入しようとした際に起きがちな阻害要因と、阻害要因に向き合いながら、自律分散型の組織文化を育むためのポイントをご紹介します。

2020.09.04インサイトレポート

コラム:万華鏡としてのキャリア観 〜ビバリー・ケイ氏著書日本語版発刊に寄せて〜

2020/08/29にヒューマンバリュー出版部より、ビバリー・ケイ(Beverly Kaye)氏らによる著書の日本語版として、『会話からはじまるキャリア開発 ― 成長を支援するか、辞めていくのを傍観するか』(原題:Help them grow, or watch them go、訳:佐野シヴァリエ有香)が発刊されました。 私自身にとっても思い入れのある本であり、多くの人にお読みいただくことで、キャリア開発のあり方がより進化していくことを願っています。本コラムでは、発刊に寄せて、著者の背景や考え方についてこれまでの経験を振り返って少し紹介してみたいと思います。(ヒューマンバリュー 主任研究員 川口大輔)

2020.08.18インサイトレポート

人・組織の成長を軸に考える、キャリア開発 〜ビバリー・ケイ博士のインタビューから〜

ヒューマンバリューでは、2020年8月29日に、『会話からはじまるキャリア開発〜成長を支援するか、辞めていくのを傍観するか(原題: Help Them Grow or Watch Them Go: Career Conversations Organizations Need and Employees Want)』を出版します。出版に先立って、同書の共著者の一人、ビバリー・ケイ博士(Dr. Beverly Kaye)にインタビューする機会を得ました。 本書で特に伝えたかったメッセージや、キャリア・カンバセーションを実践する中で大切なポイントなど、示唆に富んだお話を伺うことができましたので、ご紹介したいと思います。

2019.07.04エンゲージメント

Ocapiの回答データ解析から見えてきた、組織づくりのポイント

この度ヒューマンバリューでは、株式会社Lightblue Technologyの方々と共同で、「Ocapi」の回答データの解析を行いました。解析結果から、組織が変化するプロセスや、イノベーションやブレークスルーを生み出す組織づくりに関するポイントが見出されましたので共有します。

2019.06.12ニューロサイエンス

パフォーマンス・マネジメント革新における5つの”Rethink(再考)”  〜ニューロリーダーシップ・サミットにおける脳科学×マネジメントの議論から考える〜

脳科学者、グローバル企業のHR、コンサルタントが集い、脳科学の知見からマネジメントのあり方を探求する「ニューロリーダーシップ・サミット」の中で行われている議論をもとに、今、パフォーマンス・マネジメントの領域でどんな変革が起きようとしているのかの潮流を俯瞰してみたいと思います。

2018.11.21組織開発

「個人のあり方」と「組織のあり方」の次元:これからの組織開発がめざす新たな地平

いま、個人にも組織にも「あり方」が問われているのかもしれません。ここで言う「個人のあり方」とは働く意味や動機であり、組織においては働く人々をどのような存在として捉え、どのような働き方を求めるかです。本稿では、この個人と組織の「あり方」の進化を、図に示すようなモデルで実験的に捉え、これからの組織開発がめざす新たな地平を眺める試みをしてみたいと思います。 株式会社ヒューマンバリュー 代表取締役社長 兼清俊光