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キャリア開発支援

VUCAワールドと呼ばれる、変化が激しく、不確実性の高い環境は、私たちの働き方やキャリアのあり方にも影響を及ぼしています。ヒューマンバリューでは、そうした変化の時代に、一人ひとりが自分の軸をもって主体的に自分らしいキャリアを切り拓いていくプロセスをサポートしています。

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キャリア開発が抱える課題

現在のキャリア開発の支援は、実際の仕事とは結びつきにくい

現在の企業では、人材育成、モチベーションの向上、働きがいの向上などの一環として、従業員のキャリア開発やキャリア形成に対する支援をより積極的に行うようになってきています。
それは、「一人ひとりが自分らしいキャリアを開発することで、個人が生き生きと働きがいをもって仕事に取り組み、主体的に成長し、個人が活性化している状態を実現する。さらには、それによって組織を活性化したい」という経営や人事の想いもあるからではないでしょうか。
しかし、ツールや研修などを通じて「自分の強みやタイプ」「実現したいビジョン」「仕事の適性」といったことを断片的・静態的に捉えても、日々の仕事(リアルワーク)へは結びつきにくいものです。その結果、そうしたツールや研修は、その場限りの一時的な自己理解に終わってしまい、本当の意味でのキャリア開発につながりません。

キャリア開発に関わる主な課題

・個人で自分のキャリアを描いても、現実の仕事と結びつかない(かえってモチベーションが下がってしまう)
・個人のキャリア開発におけるビジョンや強みと、組織のビジョンが結びつかない
・環境や状況の変化が激しく、明確なキャリアプランが描けない
・日々の仕事に追われていて、長期的なキャリアまで頭が回らない
・キャリア開発支援のための施策を展開しているが、上滑りしていると感じている
・キャリア開発支援の目的やその価値が見失われている

日々の仕事(リアルワーク)によるキャリア開発の支援のポイント

1.仕事を進めていく軸を確立する

キャリア開発をするために、「自分の仕事を進めていく軸を確立する」ということがいわれています。そのため、節目ごとにさまざまな観点から自己分析を行い、その分析結果を基に自分のキャリアビジョンを描いて、キャリア設計するという方法が一般的です。

しかし、キャリア開発とは、未来に向けて、環境や状況、周囲の人と関わりをもちながら、自分の実現したい状況を生み出していくプロセスといえます。そうした観点に立つと、現在に至るキャリアについても、過去から現在に至るまで、さまざまな状況や環境、組織や人との関わり合いの中で形成されたものといえるでしょう。

そこで、自分の軸を見つける際にも、単に自分の指向や適性、行動のパターンを分析し、自分に最も適したものを選ぶというわけではありません。これまでの自分を振り返り、周囲との相互作用に対して自分なりの意味やストーリーを見つけることが大切になります。

そして、その意味やストーリーの中にある、これまで自分が大切にしてきて、今後も大切にしていきたい志や想いが自分の軸になります。このようにして、自分の軸を確認することができると、それを基に、今度は現在から未来に対しても相互作用を通じて、自分のキャリアを開発することができるのです。

こうして生み出された軸のことをヒューマンバリューでは「セカンドセルフ(仕事の中で実現したいことや日々大切にしたい価値観などの源となる想い、理念、使命感)」と呼んでいます。

2.仕事を通じて使命感や想いを育む

セカンドセルフはたとえ最初は小さくても、日々の仕事やさまざまな機会を通じて育っていくものです。また、常に環境や体験の影響を受けて、変化していくものです。

ヒューマンバリューが行った「2011年会社員1000人の働く意味調査」では、働きがいを感じている人の4割は、働きながら働く意味や使命感が強まったと答えていました。また、3割の人が働く意味や使命感は働きながら変化したと答えており、合わせて7割の人が仕事をしながら使命感や働く意味が強まったり、中身が変化していると感じていることがうかがえます。

そこで、「自分はこれだ」と決めつけて、規定するのではなく、自分にとって大切なセカンドセルフは何かを探求し続け、自分の思考や行動のパターンを振り返りながら、それを改善していくことによって育んでいくことが大切になります。

また、セカンドセルフを育むには、自分の内的なプロセスで形成するのではなく、リアルな仕事を通じて育んでいくことが大切になります。そこでは、実現したいキャリアは遠い未来にあると捉えるのではなく、現在の仕事において自分の想いや使命感を体現することがキャリアの形成に近づくと捉えていきます。

3.キャリア開発を実現する環境をつくり出す

キャリア開発は個々人それぞれのものであり、自分で開発するものという考えがあります。しかし、実際には周囲との相互作用の中で形成されていくものです。 キャリア開発支援を行う際にも、こうした相互作用をいかに高めるかが大切になります。

たとえば、職場の中で、セカンドセルフを共有できる機会を意図的につくり出すことも効果的です。自分では大切ではないと考えていたことも、それを大切にしている人の話を聞くと、自分にもそれが大切だと感じる場合があります。

そうした周囲の人からの影響を受けて、自身の仕事への意味づけが変わってくる場合もあります。また、そうした機会をきっかけに、日々の会話や仕事の進め方において、お互いのセカンドセルフを育む支援や配慮が生まれることもあります。

また、こうしたプロセスを通じて、実際の仕事においても相互支援が高まったり、お互いに強みや価値を認め合うことで、働きがいの向上、職場活性化などにもつながります。

リアルワークを通じたキャリア開発を実現するプロセス

~ワーク・イニシアチブという考え方~

私たちは「ワーク・イニシアチブ」というプログラムを通じて、日々の仕事(リアルワーク)と結びつけたキャリア開発の支援をしています。「ワーク・イニシアチブ」のプログラムでは、働く意味や想いを日常の仕事で育むという発想に基づき、一人ひとりが日々の仕事を通じて自分らしくキャリアを開発する支援を以下のプロセスで行っています。