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シニア・ベテラン社員のタレント開発

職場の高齢化が進む中、シニア・ベテラン社員のタレント開発やキャリア開発の促進が企業の大きなテーマになってきています。ヒューマンバリューでは、「内的キャリア」と「グロース・マインドセット」という2つの軸に基づいて、シニア・ベテラン社員がより良く生き、未来を切り拓いていけるサポートを行っています

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人生100年時代におけるタレント開発の見直し

社会の高齢化が進むとともに、職場の風景も変わってきています。定年の延長や退職再雇用など雇用法の改定を契機に、職場の高齢化も進み、今後この傾向はさらに高まっていくものと思われます。こうしたシニアやベテラン社員のモチベーションの向上、及びスキルアップやキャリア開発をいかに支援していくかが現代の企業における大きな課題となっており、ヒューマンバリューでも相談を受けるケースが増えています。

シニア・ベテラン社員の存在は職場に大きな影響を及ぼします。たとえば職場のシニア・ベテラン社員の活力が停滞し、「自分はもういいよ・・・」といったマインドが蔓延すると、本人だけではなく、職場全体のエネルギーが失われます。一方で、この層の活力が高く、いくつになっても学び続ける姿を見せられると、職場全体に勇気を与え、学ぶ姿勢を高めることにつながります。

人生100年時代と言われる今、シニア・ベテラン社員のタレント開発を考えることが急務といえるのではないでしょうか。

「内的キャリア」を育む

では、シニア・ベテラン社員のタレント開発のポイントはどこにあるのでしょうか。当たり前ですが、昇進・昇格やロールモデルを目指すような外的な要因で動機付けを行ったり、本人の外側から働きかけてキャリアを築かせようとするような「外的キャリア」のアプローチは機能しません。

大切なのは、自分が何のために働いているのかをあらためて問い直し、仕事の「意味」を再構成することにあります。ヒューマンバリューが行った「働く意味調査」からは、年代に関係なく、働きがいを感じている人は使命感や働く意味を感じていることがわかっています。たとえば「若手メンバーを支えたい」「自分が培ってきた知識を役立たせたい」「社会とつながっていたい」といった、自身のエゴを越えた目的意識や使命感、価値観を小さなところから見出し、それを内側から育んでいくような「内的キャリア」を築いていけるようにすることが重要です。

「グロース・マインドセット」を育む

そして、もう1つ大切なことは、「グロース・マインドセット」を育むことにあります。脳科学の進化によって、人の脳は可塑性をもち、何歳になっても学び、成長できるということが明らかになっています。しかし、「自分はもういい」「変わる必要がない」といった思い込みが、人の脳、マインドセットを硬直化させることがわかってきています。仕事をすることは、学ぶことであり、学ぶことには喜びが伴うことを実感できたとき、シニア・ベテラン社員の学習性が高まり、自律的なキャリアやタレント開発につながるといえます。

ヒューマンバリューでは、こうした「内的キャリア」「グロース・マインドセット」を軸にしたシニア・ベテラン社員のタレント開発、キャリア開発を支援しています。リフレクション(内省)やビジョニングの場づくり、自己の理解を深めるサーベイの実施、日々の仕事の中で実践につなげるアクション・ラーニングの展開、そして社員を支えるマネジャーのトレーニングなど、多面的なサポートを行っています。

<主な取り組みやプロジェクトの例>

・働きがい創造ミーティングの支援
・50代対象「未来を切り拓くキャリア・ワークショップ」の支援
・働く意味を育てる「ワーク・イニシアチブ」研修の実施
・「働く意味」サーベイの実施
・キャリア・ハンドブックの開発支援
・マネジャー対象「キャリア・カンバセーション」のトレーニング
・…etc