組織変革プロセス・ファシリテーター養成コース(2023年)

  • 2023年10月26日(木)〜28日(土)、12月14日(木)
  • セッション:佐島マリーナ
    リフレクションセッション:ヒューマンバリュー半蔵門オフィス
    ※今後の状況により、オンライン開催に変更となる場合もあります

本コースは、人々の主体性と創造性と情熱を解放し、自己組織化を育む組織変革プロセスファシリテーターとしてのあり方や世界観、思考方法を、深い内省と相互作用を通して探求するアドバンスコースです。

開催日時 セッション(合宿形式)
   2023年10月26日(木)10:00〜終了時間未定
   2023年10月27日(金)9:00〜終了時間未定
   2023年10月28日(土)9:00~17:00終了予定

リフレクションセッション
   2023年12月14日(木)10:00〜17:00
開催場所 セッション
   佐島マリーナ
   神奈川県横須賀市佐島3-7-4
   TEL:046-856-0141 FAX:046-856-9933

リフレクションセッション
   ヒューマンバリュー半蔵門オフィス
   東京都千代田区一番町18番地 川喜多メモリアルビル3F
講師・ファシリテーター 兼清 俊光(代表取締役社長 )
参加費用 423,500円(税抜価格385,000円)
※セッション開催期間中の宿泊費(二泊三日:10月26日(木)チェックイン、28日(土)チェックアウト)、食事代、教材費、およびリフレクションセッション(1日)の昼食代、教材費を含みます
事前プロセス 参加される方には、事前に「プレ探求シート」や「インビテーションカード」をお送りします。
参加にあたっては、実施の1週間前までを目処に御申込をしていただけると、セッションでの探求も深めやすいかと思います。
認定証 プラクティショナー養成コース修了後は、本コースで提供したヒューマンバリューのコンテンツを受講者個人が使用できる認定証を発行します。

組織変革プロセス・ファシリテーター養成コースの概要

本コースが扱う内容

より深い内省とインタラクション(相互作用)を通して探求を深める本コースが扱う内容は、以下の通りです。

 ・組織変革を推進するプロセスファシリテーターとしてのあり方、世界観、思考方法を理解する
 ・根本的で長期的な解決策と、短期的な解決策を同時に推進するためのシステム的なアプローチを理解する
 ・組織変革プロセスを小さなプロジェクトからより大きなシステムに拡張していく方法を理解する
 ・今後の実践を通して自分自身をどのように磨き上げていくかの道筋を描く

プログラムイメージ

1日目

組織変革とは、予めデザインしたプロセス通りに推進していくものではなく、最初は考えも及ばないデザインを生み出し続けながらプロセスをリデザインし廻していくプロセスです。そのためにはシステムである取り組みの 3つの拡張プロセスを理解し、関与する人々が自ら阻害する要因を取り除くことが必要です。

◆オープニング・セッション

◆組織変革とは何か?
 ・組織変革とは
 ・組織変革と自己組織化
 ・組織変革と U セオリー
 ・組織変革とポジティブアプローチ

◆組織変革を実現に導く思考方法=システムシンキング
 ・組織変革をシステムシンキングで捉えると
 ・変革は一人から始められる(組織変革に必須の拡張プロセス)
 ・組織変革にブレーキをかける平衡プロセス
 ・組織変革を推進するために理解が不可欠なシステム原型
 ・視座を高め続け、進化し続ける

2日目

組織変革には、コンテンツのコントロール、プロセスのコントロール、そしてフィールド(場・スペース)のコントロールがあります。取り組みを推進する際に知識不足に陥らず中身のクオリティを高めるようなコーチングなどのツールを入れ込みながら、クオリティを高めるコントロールをし、エキスパートモデルではなく人々が自ら高められるようにサポートします。また、 MIT のダニエル・キム氏が提唱している4つの質のシステムをフラクタルに長期的・短期的に扱う必要があるため、もっとも重要になるフィールドのコントロールを理解し、変革のプロセスファシリテーターとしてのあり方を考えます。

◆クライアントに対する変革ファシリテーターのあり方
 ・クライアントは、最初は組織変革が直接的な目的ではない
 ・変革ファシリテーターの自己マスタリー
 ・ビジョンの創出・探究し続け、昇華しつづける
 ・現実の見方、自分がコントロールできることにフォーカス
 ・ファシリテーターがコントロールできることは何か?
 ・変革ファシリテーターの思考パターンと行動パターン

3日目

ファシリテーターとして、クライアントに「変革が推進していることを認知してもらう」というサポートのポイントや先行指標・遅行指標などについて理解します。

◆クライアントとの協働プロセス・アプローチ
 ・クライアントとのシェアドビジョン
 ・ミーティングプロセスの基本原則
 ・チェックイン・状況共有・ダイアログ……

◆組織変革ファシリテーションでは何をマネジメントするのか?
 ・人々の認知・関心
 ・支援(知識)不足に陥らせない

◆「変革が推進していること」をどう証明していくか?
 ・先行指標・遅行指標
 ・認知の変化・推移をサーベイする

◆クロージング・セッション

組織変革プロセス・ファシリテーター養成コース過去参加者の内訳

組織変革プロセス・ファシリテーター養成コースにこれまで参加くださった方たち(2008年〜2022年:153人)の内訳です。企業内プラクティショナーやコンサルタント、学校関係の方など、多様な方たちが学び合い、実践に向けた探究を行っています。

受講者の声

セッションの約1週間後に実施したフォローアンケートより一部引用(2022年)

1週間ほど経ったいま、共に取り組んだ組織変革プロセスファシリテーター養成コースを思い返してみてください。一言で言うとしたら、それは自分自身にとってどんな体験だったと言えるでしょうか? そう感じたきっかけや要因には、どんなことがありましたでしょうか。

一言で言うと、自分の過去やこれまでに潜り、これからの自分について考え探求した時間でした。
自分自身でも忘れていた過去の葛藤や越えてきた壁を思い返され、組織変革の奥深さをまじまじと感じる時間となったためです。

一言で言うと、長く深い探求の時間。2日目の「自分自身の行動パターンの探求」から翌朝の「内的システムの探求」まで、セッション内ではない時間も行動も含め長く深く自分自身を見つめ、探求し続ける時間だった。それを自然に主体的に楽しんでできることを体験できた。

一言で言うと、組織構造の学びほぐしだった。
組織を変えていく、ということに対して、どこから手をつけていいのかわからない途方もない大きな壁だと感じていたが、要素分解できるものだという驚きがあった。宗教じみた銀の弾丸ではなく、構成要素を個々に追って考えていける体験だったと思う。

組織変革プロセスファシリテーター養成コースに参加する前と後では、何か変化はありましたでしょうか? それは自分自身の内側の変化かもしれません。また、 誰かの言葉を聴いたときの自分の感じ方の違いかもしれません。もしかしたら、自分の想いや大事にしていることに違いが生まれたかもしれませんし、具体的な自分自身の言動や人々とのかかわり合いかもしれません。ささいな変化でも結構ですので、教えていただけますでしょうか。

大きなことでなくとも、自分ができることに心を尽くす、ということを思い出しました。怖くてもそれを1つ1つやっていくことしか私にはできないのだと。以前に比べ大きなことや未来に向き合うことへの恐怖心が薄れたように思います。

自分がシステムの一部である事を再認識しました。そして、システムに影響を及ぼしたとしても、また、更に大きなシステムの一部である事を実感するのだろう、という事に気づきました。だからこそ、「結局役に立てないよね」ではなく、「今いる場所で、何ができるかを考え、ベストを尽くす」事が大切なのだと思えるようになりました。

参加前は自分の知識獲得のために受講しましたが、参加後は自分の知識に留めておくにはもったいない、皆に伝えたい、皆と組織変革を推進したいという気持ちに変わりました。
「組織変革」が「できるかな~」から「できる」の確信に変わりました。

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組織変革プロセス・ファシリテーター養成コース(2024年)

  • 2024年11月7日(木)〜9日(土)、2025年1月10日(金)
  • セッション:佐島マリーナ
    リフレクションセッション:ヒューマンバリュー半蔵門オフィス

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